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勘違い

携帯を買い換えました。

その日俺は空の上に居た。

竜のスカイは気持ち良さそうに飛び回り、子猫のアルビノは俺の頭に乗ったままだ。

「アル!最近はかまってやれなくてごめんな!」

「にやぅ~!」

アルビノは今一緒に居れるのが嬉しいのか、嬉しそうに鳴いた。

俺はアルビノを頭から下ろすと抱き締めた。

アルビノと一緒に居る時間が今は一番癒される。

姫様も可愛いが、アルビノには負けるかもしれないと思うほど最近は姫様の前でサラーシェの格好をしてる事が多い。

サラーシェの格好は目茶苦茶疲れる。

最近はウエストが細くなったのかコルセットが少しだけましになった。

ロゼル最高!

俺とアルビノは空の旅を満喫したのだった。



空の旅を終えて帰ってくるとそこには聖女が居た。

「お帰りロゼル君!聞いてよ!あのサラーシェって人悪役令嬢なの!」

最近ではロゼルに戻っても聖女に付きまとわれて居る。

「え~と、悪役令嬢って何ですか?」

「読んで字のごとし悪役の令嬢だよ!」

「悪役………令嬢………」

俺はどんな反応をすれば正解なんだ?

「ロゼル君はサラーシェって人見たことある?嫌みなくらい綺麗でマナーも完璧で姫にも王子様にも信頼されてて………でも私には辛く当たるの!」

あんなんで辛く当たるとかぶん殴りてー!

俺はひきつりそうな顔を笑顔で固めた。

「サラーシェ様は侯爵家の令嬢でしたよね。マナーが完璧なのは仕方がないんじゃないんですか?」

「ロゼル君は私の味方じゃないの?」

「俺は俺の解釈で一番まともな意見を聖女様に告げているつもりですよ。」

聖女は納得いかないように膨れて見せた。

「ロゼル~!かくまってくれ~!」

そこにダッシュで入って来たのはコメラだった。

「うっわ、聖女。」

失礼な言い方のコメラに怒ることもなく聖女はコメラに釘付けだった。

コメラは手近な竜の寝床用の藁の中に隠れた。

暫くしてコメラを追って来たのはフィンリルさんだった。

「ロゼル、コメラを見ませんでしたか?」

「藁ん中。」

「うわ~ん。ロゼルの裏切り者!」

コメラは藁からはい出るとフィンリルさんに捕まった。

「裏切り者じゃないだろ?どうせフィンリルさんにはコメラの居場所がすぐわかるんだから。」

フィンリルさんはニコッと笑って言った。

「コメラは僕の鼻がきくことなんて気が付いてませんよ。アホですからね。」

コメラはショックを受けたように項垂れた。

「気にすんなよ!コメラはそこが可愛いんだからさ!」

俺の言葉にさらに項垂れた。

「ロゼル、君のためにクッキーを焼いたので僕の部屋に来ませんか?」

フィンリルさんは笑顔で言った。

「コメラは良いの?追っかけて来たんだろ?」

俺が首を傾げるとフィンリルさんは俺の右手を握ると言った。

「他愛のないことです。ロゼルが居なければ意味が無いですしね。」

「フィンリルさんのお菓子は嬉しいから行くけど、コメラは行くのか?」

「あれは呼んでませんよ。ロゼルに独り占めしていただけたら嬉しいです。」

俺は苦笑いを浮かべた。

「フィンリル兄貴!ロゼルは今日俺と遊ぶんだ~!」

コメラは俺を抱き締めた。

コメラには抱き締められ右手はフィンリルさんに握られたまま。

なんだ?修羅場か?

「BL………。」

聖女の方から小さな呟きが聞こえた。

「聖女様?ビ~エルって何ですか?」

俺が聖女に聞くと聖女は瞳を輝かせた。

「ご、ご馳走さま!」

聖女はそう叫ぶと去っていった。

なんだったんだろ?

俺あいている左手でコメラの頭をポンポンしてやった。

その後、結局コメラとフィンリルさんの所に行ってクッキーを食べた。

そのあと少しマッサージをさせられた。

コメラが俺と遊ぶと言っていたのはマッサージが目的だったと気がついたのはマッサージをし終わって、アルビノと夕飯を食っている時だった。

前の携帯は寒いと「充電無いんですよね~!って訳で充電してください!」って感じ。

五分前まで充電してましたけど?

泣きたくなる私。

ってな訳で買い換えました!

衝撃に強い奴です。

私は携帯よく落とすので!

此れからも頑張ります!

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