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聖獣王伝説  作者: 超人カットマン
第二章
11/55

十話更新記念 ここまでの設定 用語

 この回では、これまでに登場した用語の設定を記載します。

聖獣

 元々は「神界」と言われる、神々の住む世界に暮らしていた「聖獣王」と呼ばれる存在が生み出された特殊な生物の総称。この話の中では地上を作りだし、人間を始めとした生物たちに住む場所を与えた。

 ドラゴン族、獣族、巨人族、妖精族、機械族、恐竜族、昆虫族、植物族に分類され、炎、水、雷、風、氷、大地、光、鋼、八つの属性の内、最低一つの力を持つ。ただし、聖獣によってはいずれにも属さない例外的な個体も存在する。

 生物と称しているが、雄雌の区別や体の中での代謝も存在しない。生まれながら知識と言語を持つが、それは死んだ人間の魂が聖獣に転生している為であり、時には聖獣が再び人間となる場合もある。

 聖獣たちは基本的に霊体であるため、人間のような実体を持つ者の霊力を得る事で初めて実体化出来る。一部の例外を除き、個体では実態を保てず、人間を始めとした霊力を発する者の霊力に有りついているので、彼らには基本忠誠を誓っている。以前は「憑りつく」事で自らの力を人間に与えていたが、それでは人間の寿命を著しく縮めてしまうため、今では神司の持つ「聖装」と「カード」に封じ込められる形で人間と共に居る。

 聖獣の能力は1000から10000の「戦闘力レベル」で把握することが出来るが、個体の強さには関係しない。



戦闘力レベル

 聖獣の持つあらゆる能力を総合評価し、その聖獣がどの程度戦闘に向いているかを表した数字。ただし、属性の相性や神司の判断が試合の結果を分ける事が殆どなので、純粋な力比べで無い限り戦闘力レベルが戦闘に影響する事は少ない。

1000→聖獣ではあるが能力は低いので戦闘には向かない。

2000→1000の聖獣に比べるとましだが、それでも心もとないレベル。

3000→三分の二人前レベルの戦闘力。この状態になってようやくまともな戦闘が行える。

4000→一番標準的な能力値を持っている。

5000→通常より少し強力。

6000→通常の聖獣の中ではほぼトップクラスの能力値。

7000→部族皇が持つ戦闘力レベル。

8000→四大聖獣の持つ戦闘力レベル。

9000→この世でこの戦闘力レベルを叩きだせるのは、たった一体…

10000→間違えなく最強。聖獣王のみがたたき出す戦闘力レベル。



部族

 聖獣の生物的なタイプを表す単語。後述する「ドラゴン族」「獣族」「巨人族」「妖精族」「機械族」「恐竜族」「昆虫族」「植物族」に分類される。


ドラゴン族

 その名の通り「ドラゴン」の姿を取る聖獣が揃う部族で、竜皇によって秩序が保たれている。

 一番スタンダードなドラゴンの姿を取る「ファイアードラゴン」翼の有無に関わらず、水辺や海を住処にする「マリンドラゴン」翼の有無に関わらず、空や高所を住処にする「スカイドラゴン」翼の有無に関わらず、地上や地中を住処にする「モールドラゴン」の四種類に分けられる。

 全聖獣中最も高く、バランスのとれた能力を持つ。また、戦闘時以外には穏やかな性格の個体も多いため、パートナーに出来た神司は総じて大物になる事が多い。


獣族

 その名の通り、古今東西の獣(鳥や魚も含む)の姿を取る聖獣が揃う部族で、獣皇によって秩序が保たれている。

 ペガサスやユニコーン等が分類されるが、大半は実在する生物をモチーフにしている為、著名な聖獣は少ない。

 ドラゴン族と同様にバランスの良い能力を持つが、総合力では大きく劣っている。そのため野生の中で培った経験や知恵、自らの本能で戦闘を繰り広げる。そのため、他の部族に比べて狂暴な個体が多く、彼らと対になり抑え込む強力な聖獣が居ないと、使役には苦労する。


巨人族

 その名の通り、巨人によって構成される部族で、巨人皇によって秩序が保たれる。

 巨人を名乗っている為、大体は人間の戦士を思わせる姿の聖獣で構成されるが、獣族の力を得た「獣人」と呼ばれる希少な存在も居る。

 全聖獣中、機械族に並んで武器を使用できる聖獣で、武装の加護を用いる事が出来る。


妖精族

 その名の通り、妖精によって構成される部族で、妖精皇によって秩序が保たれている。

 巨人族と同様に人間に似た姿の存在が多く、天使やヴァルキリーと言った個体はこちらに分類されるが、花を司る妖精は植物族に分類される。巨人族と反対に力は弱いが、不思議な術を数多く使用する者が多い。

 戦闘時には不思議な力を用いた幻惑攻撃を使用し、巨人族程ではないが武器も使いこなす。ただし、後述する機械族は、その特性ゆえ唯一の天敵となる。


機械族

 その名の通り、金属などで構成される肉体、コンピューターによる頭脳を持つ「機械」によって構成される部族。機械皇によって秩序が保たれる。

 機械に模した姿の個体が多いため、知名度のある個体は一体も居ない。(ただし、モチーフとなった機体が著名な場合はある。)

 全体的に見て防御の高い個体が多く、全ての個体に鋼属性が身に付いて居る。ほとんどの聖獣が武器を使用できるが、武器に備わった恩恵は受けられない。それでも、妖精族の不思議な力を無効化、もしくは緩和する特性を持つ(機械である故、それらは迷信と処理される)


恐竜族

 その名の通り「恐竜」を模した姿の聖獣によって構成される部族。恐竜皇によって秩序が保たれる。

 かつて絶滅した恐竜が聖獣となった個体ばかりなので、八つの部族の中で最も歴史の浅い部族。また、かつて地上を支配した名残として「恐竜の名前・人間の名前」と言った名前の個体が多い。

 似た姿を持つドラゴン族と比較すると、機動力に劣る代わりに、一撃が巨人族の武器攻撃を越える破壊力を持つ者が多い。ただし、武器が使用できる聖獣は少ない。


昆虫族

 その名の通り「昆虫」を模した姿の聖獣によって構成される部族。昆虫皇によって秩序が保たれる。

 昆虫がモチーフであるため、著名な聖獣は少ない。

 (機械族には劣るも)高い防御、(恐竜族程ではないが)高い破壊力、個体によっては(ドラゴン族を上回る)飛翔能力を持つ。ただし、武器が使用できる個体は極端に少ない。昆虫であるため植物族には若干強いが、逆に生態的に捕食される獣族に弱い。


植物族

 その名の通り、植物を模した姿の聖獣によって構成される部族。植物皇によって秩序が保たれる。

 植物を名乗っているが、実際は植物と同じ生態や能力を持つ妖精や獣等で構成されており、今では存在すら誰も知らず、痕跡も残っていない特殊な植物を栽培している事が多く、戦闘に参加してくることは極力少ない。

 能力自体は全部族中最も劣っているが、植物特有の驚異的な再生能力、自身の栽培した特殊な植物の力で、互角以上に戦闘を繰り広げる。植物である手前、苦手な昆虫族と持ちつ持たれつの関係を結んでいる。



聖獣王伝説

 聖獣たちの間に伝わる伝説で、

「炎の始祖、水の始祖、風の始祖、大地の始祖」

 と呼ばれる「四大聖獣」

「龍皇、獣皇、巨人皇、妖精皇、機械皇、恐竜皇、昆虫皇、植物皇」

 からなる、八部族の皇に勝利することで、地上を作り上げた「聖獣王」が顕現し、彼に勝利すると世界を手にし、思い通りに世界を変える(願いを叶える)事が出来ると言う。



四大聖獣

 炎、水、風、大地属性を司り、それらの生みの親でもある四体の聖獣。四体とも、8000の戦闘力レベルを有する。通常神司が居ないと実体化出来ないのが聖獣であるが、彼らは特例として、自ら霊力を生み出して実体化が出来る。



八部族の皇

 聖獣の所属する八つの部族。それらを統べる八体の聖獣。7000の戦闘力レベルを有する。彼らも四大聖獣同様に、神司無しで霊力を生み出し、実体化出来る。



霊力

 現実世界と呼ばれる場所に生きる生物であれば、何者であろうと常に生成し、放出しているエネルギーの総称。

 代謝を持たない聖獣は、皆これをエネルギーとして摂取し活動を行う。だが、聖獣個人では空気中の霊力を摂取出来ないので、殆どの聖獣は神司と呼ばれる人間から霊力を得ている。



神司

 後述する聖装を持ち、聖獣を好きな時に顕現し操る力を持つ人間の総称。人間は霊力を与える事で聖獣を服従させ、聖獣は自らの目的遂行のサポートと引き換えに人間に従うと言う、利害の一致で関係が出来上がっている。

 神司と言う名称の由来は「精神の塊である聖獣を司る者」の略。(精神の神と司る)



聖装

 神司が後述するカードと合わせて、聖獣を操る際に使用する道具の総称。神司の身分証明にも用いられる。

 共通している事は、大気中に排出されている余剰霊力を吸収及び備蓄し聖獣に与える事、カードに記録された霊力のデータを読み取り、聖獣とその技を顕現させる事で、形状や大きさなどは、当人の好みや個性で決まる。

 基本的には「偽装形態」と呼ばれる、ありふれた何か(キーホルダー、ボールペン、スタンプ、下敷き等)の姿で持ち歩き、聖獣バトルが行われる時にのみ「装具形態」と呼ばれる、本来の姿に戻す。偽装形態の状態で一般人が触れても何も無く、他の神司が触れても機動しないようにするセキュリティーが備わっているので、基本的に本人がそうしようと思わない限り悪用は出来ない。聖獣の召喚や、技の発動を行う際は、聖装に備わった読み込み機(スロット、スキャナー、センサー等)にカードを接触させて行う。



カード

 文字通り「カード」であり、聖獣にとっては何よりも大事な物の一つ。

 実体化していない聖獣にとっての憑代であると同時に、霊力の運用法を記録した「技カード」も存在し、聖獣バトルで力を発揮する。

 このカードの扱いで、神司の実力が分かれる。



聖獣バトル

 神司が特別な決闘空間に移動して行う、神司同士で聖獣を戦わせる勝負事。主に何かを手っ取り早く決める目的で開かれる事が多く、一般人でも聖獣を認知していれば参加できる。

 聖獣や神々にとっては娯楽の一つ(競馬や競輪のような物)で、聖獣バトルが開かれると嫁を質に入れてでも(実際には入れないけど)数多くの神や聖獣が観戦にやって来る。

 ルールは基本的に何でもありで、どちらかの聖獣が霊力をすべて失った時点で決着するが、以下の決まりは守らないといけない。


1、バトル中、如何なる理由があろうと神司を直接攻撃してはいけない。(例外有)


2、バトル中、神司が体の不調等を訴えた場合、どんな状況であろうと試合を中断、もしくは中止しないといけない。守らなかった場合は、守らなかった側にペナルティを加算する。ただし、虚偽を訴えた場合、虚偽を訴えた側にペナルティを加算、相手が上記のルールを守らなかった場合、無効となり試合を続行する。


3、原則、味方の乱入や相手の妨害は認めるが、行動開始より十秒間限定である。十秒が経過したら、直ちに行動をやめなければいけない。十秒が過ぎると自動的に行動を封じるが、それでも行動を続けようとするとペナルティが加算される。


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