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あれ?ここどこ??

2話目投稿しましたー

私は、次の瞬間襲いくるであろう衝撃に身を硬くした。

が、いつまでたってもその衝撃は来ない。


「あれ?」

と思い目を開けてみると


そこは、足を滑らせた階段ではなく森の中のようだった。


「ここどこ?わたし階段で足滑らせたよね??ここに転がってきたのかな?」


あたりを見回すと雪が降り積もってることに変わりはないが、

階段も転がってきたであろう形跡もない。


「てか、家の近くにこんな森あったかな?」


いろいろ、疑問に思うことはたくさんあるが偶然良い転がり方をして

ここに落ち、雪がクッションとなって助かったのだろうと思うことにして

とりあえず、うちに帰らないとと思い雪を払いながら立ち上がった。


「さて、ここはどこだろう?どっか道路に出ればわかるかな??」


携帯を見てみると午後9時40分さほど時間はたっていない。

森の中だからだろうか圏外ではあったが、とりあえず動けるし

お財布もあるからいいかと思うことにした。


「うーん、どっちに行けばいいんだろう・・・」

うっそうとした森の中である。どちらに行けば道に出られるかわからない。

しかし、ここは日本しかもそれなりの都会である。歩いていけばどこかの道にぶつかるはずである。


「まぁ、考えても仕方ないとりあえず動こう。」


数分とはいえ、雪に埋まってたのだ。このままでは、確実に風邪をひいてしまう。

そう思い、わたしは適当にこっちだろうと歩き始めた。数分で道路に出れると確信して・・・






そう思っていたのは、もう1時間ほどまえである。


わたしの考えは、甘かったみたいだ。

行けども行けども森から出られない。携帯も圏外のまま。

わたしの住んでいる地域にこんな広い森は、ないと断言できる。


お酒が入ってるから方向感覚がおかしくなったのかな?とも思ったが

木々の間からみえる北極星を頼りに進んでいるので迷うとも思えない。


「うーん、狐に化かされてるのかなぁ。夢かな??

 あ、それともわたしはもう死んでて死後の世界をさまよってるとか??」


それにしては、実態感もあるし頬をつねってみたら痛い。


じゃぁここどこ?まじで本格的に迷ったのか?

と、考えながらも歩いていると少し開けたところに出た。



「あ、家がある!!」



開けた場所には、ぽつんと小さな家があった。

むしろ小屋と言ったほうがいいかもしれないその小さな家にはほのかに明かりが見て取れた。


「だれかいるかも。道を聞いてみたほうがいいな。」

そう思い家に向かい、扉をノックした。


「すみませーん。どなたかいらっしゃいますかぁー?

 道に迷ってしまったみたいなんですー。」


何度かノックをすると扉が少し開いた。


「うん?だれだ??新手の詐欺??」


中からぼそぼそと話しかけられた。


「いや!違いますよ!!本当に迷ってるんです。」

と、必死に言うと


「ふーん。そこまで言うんなら本当かもねぇ」


と、ようやく扉を開けた家の主を見てみると

そこには、かわいらしい男の子がひとり立っていた。


おお、金髪美少年だぁ。格好も昔の人みたい。

あれ?どうしてこんなとこに?こんな格好で?と、疑問に思ったがスルーした。


あ、おうちの人いなくてひとりでお留守番だったのかな?

そりゃ警戒されるよなぁ


「んで、用件はなんだ?」


少し考えに浸っていると、男の子が首を横にカクンとまげて聞いてきた。


か、かわいい///

そんなすがたに萌えながら(けっしてわたしはショタコンではない・・はずである。)


「こんな夜にごめんねぇ、僕ひとり?おうちの方とかいないの??」


男の子に目線を合わせながら話す。


「いや、家族なんぞおらんが」


少しむっとした顔で男の子が答えた。


あ、やっぱりおうちの人いないのかぁ

この子で道わかるのかなぁ?しかし、上から目線の物言いだこの子。親はどいういう教育してんの?


「僕でわかるかなぁ?おねぇさん道に迷っちゃったんだけど、どうやって街に出れるかわかる?」


男の子にわかるようにゆっくり説明をした。

男の子は、さらに不機嫌そうな顔をしながら


「・・・れん」


「は?」


そんな顔もかわいいなぁと思っていたわたしは、男の子の言葉を聞き逃した。


「だから、この森からは出れんといっとる」


もう一度男の子がはっきりと言った。


「え?でれない??どうして??あ、道がわからないのかな?」


男の子は、1人で森を出たことがないのだろう。そうかだから出れないって言ってるのかな?


「ちがう、お前じゃでれないっと言っている。」


はい?どういうこと??しかも、お前って!なにこの子年上に向かってお前って!


「ねぇ僕~」


「僕じゃない、俺は明らかにお前より年上だ!子ども扱いすんな!!」


男の子がわたしを指差しながら怒鳴った。こらっ人に指差したらいけないって習わなかったの?


「はぁ?!年上?!どう見たって10歳くらいじゃない!」


どう見ても目の前の男の子は、子供である。年上には見えない。


「10歳ぃ?!お前!この俺様を10歳だと?貴様の目は節穴か!!

 この魔力量をみて俺を10歳というんだ!!お前のその魔力量を持ってすれば

 本当の年齢がわかるはずだろうが!!!」


は?言ってることわかんない。魔力?魔法?本当の年齢?

ああ、そういう遊びがはやってるのかしら??

うーんしかしこまったなぁここで遊んでる暇は、ないんだけどなぁ

でも、まぁ少しつきあってやるか


「へぇ魔法使いなんだ~君は」


僕と言われるのがいやみたいだから君と呼ぶことにした。


「お前、バカにしてるだろう・・・」


男の子がわたしのことをにらみ見上げてくる。


「いやいや、バカになんてしてないよ?」


顔をニヤつかせながらそういうわたしに男の子は、


「お前、魔法を信じてないようだな。証拠を見せてやる!!」


と、男の子が急に何かをぼそぼそとつぶやき始め懐から何か取り出した。

その直後、あたりがまぶしい光で覆われた。

まだまだまえふりなのに長々となった・・・

令子の物語は始まったばかりですが、さて、どうなることやらw


誤字脱字あったら言ってください!!

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