ポンニチ怪談 その100 あるデマ横行国の末路
四季が自慢だった美しい国にはデマやフェイクが横行しやがて…
「どうして、どうしてこんなことになったのよー!」
静かな長雨の月だったはずのニホン国。しかし、虫の音が美しい秋がくるどころか酷暑の次は台風の連発、そしてそのあとは厳しい寒さがくるように
「もう、もう四季の国じゃないって…、ほら吹きだって」
「首相…そんなことより」
「わ、わかってるわよ!今は…お天気だけじゃなくて、全部めちゃくちゃ」
首相とよばれた女性は力なくあたりを見回した。
ところどころはがれた壁紙、地の壁からは断熱材のファイバーが漏れ出て、穴が開いている。
破けた窓ガラスから雨が入りこみ、窓際の床を濡らしている。その窓にぶら下がっているカーテンは色あせ、ところどころにシミができている。
床にも穴、これがニホン国の
「官邸が、わ、わがニホン国のトップが暮らす場所がこんな有様なのよ!」
ヒステリックに叫ぶ首相。
「ここだけではありません。かつての高層建築でも床や窓に破損が、そでに使えなくなったビルも多いです。もっとも…」
そこに出勤するサラリーマンや官僚も出入りする業者ももういない。いや、業者だけではなく
「党員も、支援者も…野党の連中もほとんどいなくなっちゃった…」
「我が国は…どこにも…もう…相手にされていないので…」
「どうして、どうしてなの…」
「それは…」
『あれだけデマやら嘘が横行すればねえ、信用なんてなくなるよ』
“選挙でデマ、国会で嘘、SNSで法螺。まー地方議員とかならまだしも、首相身時から先導したからねえ”
『いや嘘ついて、経歴詐称して、ヤバいカルト団体に媚売ってのし上がったからネーこの首相』
“そんなやつを見習おうって連中が選挙でもなんでもデマとばすわ、外国人を寄ってたかって貶めるわ”
『まーそんなことばっかりやってれば、あきれられるわよ、どこからも相手にされなくなるって決まってるじゃない。ま、ご飯がおいしい、娯楽コンテンツ満載ってんで、しばらくはよかったけど』
“あー、世界的危機に栄養価がないごちそうなんてどうでもいいよね、ついでに漫画コンテンツも。ま、昔のように社会的メッセージとか、権力批判とかあるんならともかく”
『権力媚媚のやつか、スナックみたいなラノベの連発なんて、まーいらないよねえ。いやかえって邪魔。特にデマを吐く連中、ネトキョクウやメガとかさ、その親玉とか。世界から、いやー自国のまともな人にさえ、見捨てラテ他の』
“地球の危機に立ち向かうときに、ミンシュトウガーとかいうパワハラ大統領とかそれにくっついてる場末ママ首相とかそれにくっついてる連中は必要ないというか、むしろ世界の敵だからね。そういうわけで”
『そんなのがはびこるニホン国にはねーだーれもいなくなったの、デマを広めた連中なんて害悪なの、消えてくれないならって出てかれちゃたのー、本当に必要な人たちに見捨て垂れちゃったのよー』
“あんたが、見下し貶めてるくせに内心頼り切ってた人たちに見限られたの。ま、嘘だらけのトップにふさわしいよねえ。一人きりでみじめにとりのこられてさあ”
『いやあ、一人じゃないよ、安心して。あんたが税金でデマを広めた連中も同じとこにいくから、寂しくはないかもねーむしろうるさい』
“そうだよねえ、連中も世話してくれる人もいなくなった挙句みじめに逝ったからさあ。自分がデマ女にあこがれて、甘言にのって卑劣なことをやりまくったってのに、恨み言やら愚痴やらギャーギャー、死んだくせにうるさいのって”
『文句を言いたいのは彼らのデマで落選した、仕事を失った、攻撃された人たちでしょうに。もっとも、見切りをつけて国から逃げだして、もっといい国作ったんだから、結果はいいか、大変だったけど』
“そうだよお、この首相の大丈夫って嘘信じてついてきて、壊滅状態になったんだものお、身から出た錆、よーやく罰が当たった状態なわけだしい”
『それじゃ、とどめの一撃というやつ、ダカイチ首相、嘘つき、法螺吹き、デマを吐きまくったアンタで最後、オーシマイ!』
“ほんとうにようやく終わりだねえ、こんな醜くなった国。さっさと引導渡して新しい国にいってやらなきゃあねえ、さあ、さっと逝っちゃおうねえ、ダカイチさん”
ダカイチ首相は茫然として
「う、うそ、おしまいって、ニホン国の、トップの私が?そ、そうだ秘書が…」
と、隣をみるとがくがくっと骸骨が骨をならしてた。
「ひいいいい!」
『あー、やっと気が付いた?とっくに死んでるよ、秘書さん』
“いや首相嘘つきで信用がた落ち、ニホン国が実質見捨て垂れたと知ってて、助けがくるって信じるほうがバカでしょ。気候変動そのほかで各国対応てんやわんや、必死で悪くなるのを食い止めてんのに、内戦状態のアメリカのアホ大統領のいうことをうのみにして今によくなるなんておもうなんてさあ 餓死もするわな”
『まー法螺吹いてるつもりはなかったんだろうけど。首相さん、あんたらのいうことはみーんな嘘だからねえ、必死に助けを求めても、誰も信じないよ~ん、もう。第一デマ、法螺吹きの卑劣漢ばかりの国のニホン国なんて救ったって意味ないじゃない、デマを広める連中なんて受け入れたら痛い目しか見ないもんね』
“ネトキョクウ連中も本当に助けろとか言って、だーれがデマで人を貶めるやつらを助けるかね、まともな人間を蹴落として苦しめて追い出したくせに今更改心するなんて言っても、遅いっての。あ、もうほとんどあの世か、アトウダだのハギュウダンだの与党の政治家連中もねえ、すごーく苦しんでいったよねえ、やっぱり悪行に比例するんだねえ”
と乾いた笑い声が廃墟と化した官邸に響く。
「う、うそ、みんないなくなったなんて。そんな…。た、たすけてえええ」
『嘘じゃないよお、アンタと違ってワタシタチはうそはつかない、ほんとのことをいってるだけ、残酷だけど』
“毒々しい甘ったるいだけの嘘なんていわないよ、耳障りのいい甘言なんて、結局心身に悪いだけだもーん。だから、デマが横行したニホン国はこんなになっちゃたねえ”
『あー、でも、逃げ出した真っ当な人がまた帰って新しい国をつくるはずよ、こいつら害虫が全滅すれば。だーから嘘つきデマだらけの親玉は、はーやーくいなくなってねえ』
“ねー、もうボロボロで飢えて、持病の薬も切れてええ、幻覚もみえるようになってんだしい”
「や、やめてええ。そんな、嘘つきはつるし上げって、舌を抜くって、生皮をはぐって、いやあああ」
『あ、ほんとに幻覚がみえるのお、幻聴がきこえるのお。いやちがうかな、アンタについてきた汚職官僚とか太鼓持ち芸人とか、御用学者とか。ののしりあい、殴り合い、つぶしあうのを楽しみに迎えに来たみたいだね、地獄から』
“嘘つきで国をつぶした人間にふさわしいところにいけてよかったねえ、地獄行きにふさわしい生き方だったしねえ、これはデマじゃないよ”
「や、やめ…」
首相の声はだんだん小さくなっていく。
官邸に吹きすさぶ風雨はますますつよくなっていった、その最後の梁を壊すほどに。
デマやら嘘経歴でのし上がった悪い成功体験に習おうっていう人が増え、デマやら暴言をはきまくってますが、長い目でみれば、地獄に喜んで行くようなもんでしょうねえ。気が付いた時には渡し船から降りられなくなってるけど




