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第46章 ただ褒めて欲しくって

 城からサイガ、ユースは魔帝国の幹部のゼルアゼンヌ・ヴォンズと戦いを広げていた。


ヴォンズは丸で粘土の様に体の体系を変えたり、手が伸びたり、クネクネト動いたりと読めない戦いを繰り出していく。


ユースは少しつづ、攻撃を読めいくのかよ避けたり反撃したりと攻撃を繰り出すもサイガはそれが出来ず、ずっと攻撃をくらい続ける。


それでも立ち上がりサイガは立ち向かうも攻撃を喰らう。

それでも何度でも立ち上がる。


ユースはそれを横目で見ながらもヴォンズに攻撃を繰り出そうと前に出る。


剣聖の魔術で無数の剣を作り出してそれをヴォンズに向かって飛ばす伸びている腕に剣に差して動けなくなっている瞬間を狙って本体にユースは近寄り斬りかかるも、腕を引きちぎって新たに腕をはやして、剣に斬られる。でもすぐにくっ付き口からエネルギー砲を放つヴォンズだったが、ユースはそれを剣聖の魔術で作り出した剣で反射させて、ヴォンズに喰らわせる。


ヴォンズは上半身が吹き飛んだが、すぐに再生は始まるも再生を止める為にユースは剣聖の魔術の炎の剣を無数を下半身に向かって投げ切りつける。


下半身は全身が燃え始めビクビクとしながら動かなくなる。

ユースはハッとなり近く切り離した腕を思い出してそちらを見るとすでに無くなっていて宙に浮く腕からヴォンズが復活した。


ヴォンズはニヤリと笑い腕を伸ばしてユースに攻撃を繰り出す。

ユースは剣を無数に作り出して剣の盾を作る。


小さい体に姿を変えたヴォンズはドリフト走りで盾の真後ろに滑り込む様に回り込むが、それを待っていたかのようにユースが攻撃を溜めていた。


そんな激動な戦いを蚊帳の外で見ているサイガ。

「すごい。(全く隙が無い。俺が入る事で邪魔をしてしまいそうだ…だが)」


サイガは邪魔になると思いながらも二人の戦いに入る。


ヴォンズは動いたサイガを見て恐ろしい顔の笑顔を見せる。

ユースは何かに気が付いてサイガの方に素早く移動するが間に合わず、空から無数のエネルギー砲が放たれて雨の様にユースの下に降り注いだ。


と同時にサイガの目の前にヴォンズがサッと現れて、両手から風圧の様な衝撃波を飛ばしてサイガを吹き飛ばした。


ヴォンズはユースの方を見る。

ユースは息を切らしながらすべてのエネルギー砲を弾いて避けていた。

「ハァー…ハァー…ハァ…終わりかな?」

「き…きみ…き、君はつよ…つ、強いねぇ…いい…い…いいなぁ~君は」

「何を?」

「ぼ、ぼ、ぼく、僕もそこまで強くって、じ、じじじ、自身が、ああ、あ、有れば…もっと強くなれるのか」

「君も強いよ。俺はギリギリだ」

「う、う、うお、う…嘘だ。」

「嘘じゃない、君は本当に強い。だから、こちらも本気で挑まなければ」


ユースは自身の剣に魔力を注いぐと剣は青く光る。剣を振りかざすと刀身が一時的に分身が現れた。


「この剣は魔力を注ぐことでこうやって、一振りで数太刀の斬撃を浴びせる力を持つんだ」

「ぼぼぼ、ぼ、ぼ、ぼぼくをそそ、それで斬るるのかい」

「君は僕の計画に邪魔になるからねぇ」

「けけ、け、計画く?」

「強い敵は出し惜しみ無しだ!!」


ユースが剣を真横に振りかざしたがその剣を人差し指と親指で止めるヴォンズ。

「き、きき、きみみ、君みたたた、いいいなああ、人と、いい言われるってこ、ここことわ…つまり本当に俺様はついって事か!?」


ヴォンズは弱気な感じから自信を得て清々しい顔となり姿もより美しく、綺麗なボディーへと変わった。


ユースはひと汗をかきながら剣を構える。


「さぁ~来なよ、俺はお前より強い!!見た目も昔の俺とは違う。そう俺は本来強いんだ」

「(急に自信過剰になった) 強いと言ったが俺が負けるほどと入っていない」

「どうかな?」


ヴォンズは自身の肉片から剣を作り出す。

そしてユースが先ほどやったように剣を振るうとユースの剣の力と同じ様に剣を振りかざすと刀身が一時的に分身が現れた。

「な…んだと!?」

「おいおい、何ビビってんだ」


二人が見つめ合って数秒後に動き出して剣が交える。

ユースはすぐに気が付く、ヴォンズの動きが自分と同じ流派になっている事に。

型も、動作も癖もすべてが同じになっていた。


「なぜ!?」

「どうした? 少し手を抜いてやろうか?」

「いいや、大丈夫だ」


ユースが剣を交わしていくと自分の動きと違う動作をもし始めるヴォンズ。

集中力を上げて瞬間的に対応するユースだったが、どんどん押されて行っている。


ヴォンズは自身の肉片から無数の剣を作り出してユースの後ろに浮かせた。

ユースは下がる事が出来ず、気合を入れて前へと剣を踏みこみヴォンズは嬉しそうに叫ぶ。


「もっと、もっと来いよ!! もっと楽しませろ!!俺はお前を倒す。最強は俺だ!!!」


ユースの体力の限界が来ていたその時、ヴォンズを真横から刃がない剣で吹き飛ばすサイガ。

「大丈夫か?」

「サイガ…くん…ああ、ありがとう」


サイガが吹き飛ばした方を見るとヴォンズは準備運動をしていた。

「アイツ、ふんいきが変わったか?」

「正しくは雰囲気だけど…いまはいい。サイガ君、いやサイガ。君が最後の希望かもしれない」

「どーいうことだ!?」


ユースは呼吸を整える。

「アイツは見た者をコピーできる力があるのかもしれない。君の戦闘はまだ見られていないのなら、それがチャンスかも」

「そうか、なら覚えられる前に倒さないとなぁ」


と言ってサイガはヴォンズに向かって走り出した。

「ダメだ!!」


サイガを止めようと動こうとするも体力が少なく動けなかったユース。


サイガは剣を片手で持ちそのまま走りヴォンズに向かって剣を上にあげてそのまま下に振り降ろす。


ヴォンズはそれを避けようともせずに直撃すして縦に真っ二つに割れたが2体に分かれそのままサイガを殴る。

2体に分かれたヴォンズだったがすぐに1体に戻った。

「お前、バカだろう?」

「ああ、よく言われる」


ヴォンズは剣を振りかぶるもサイガはそれを剣で受け止めるとヴォンズは受け止めて動けないサイガに殴り続ける。何度も、何度も殴り続けるもサイガは表情を変えずに堪える。

ヴォンズは猛獣の叫びをして剣を振りかざしながら殴り続ける。

サイガは剣は自身の剣で受け止めそれ以外はノーガードで体で受け止める。


「(こ、コイツ何なんだ!!)」

「ほらもっと来いよ。最強くん!!」


サイガは自身にあふれている顔をヴォンズに向ける。

ヴォンズは少し足がすくむのを見逃さなかったユースがサイガの背で隠れ攻撃を繰り出した。


ヴォンズは攻撃を喰らったが瞬時に再生をする。

「無理だ、無理だ!! お前らの攻撃は瞬時に再生する。お前ら人間と違って俺は最強なんだ!!」


ユースはまだ体力が回復していないのかすぐに倒れてしまった。

サイガは剣を構え、振りかんぶってヴォンズに当てようとするがヴォンズも同じ動きをして剣が交わう。


剣と剣がぶつかった衝撃でユースは少し飛ばされる。



「お前の剣、刃がないが付け忘れたか?」

「うん? そうなのか知らなかった。父さんに貰ったものだからなぁ」

「それに重い。持つのが面倒だ。さっきの男の剣に戻そう」


ヴォンズはユースの動きに変えてサイガに向かって行く。

サイガは腕に刀身を乗せてぐっと足に力を入れ、息を少しつづは吐く。


剣を構えながらヴォンズがサイガに近くに来て切裂こうと仕掛けサイガの皮膚に刃が届くギリギリの瞬間にサイガは自身の剣の先に全魔力を注ぎ込んでそのまま突き打った。


だが、それを読んでいたヴォンズは上体を大きく後ろに反らして攻撃をよける。

「はぁ!!!」


空を見上げる状態になったヴォンズだが、その上には足を上げてユースがいた。ユースは上げた足をそのまま振り降ろしてサイガの剣の当てたことで剣が真下に下がりヴォンズに突き刺さっさった。


「こんなもん刺しても俺には!!」


とイキッがったヴォンズだったが斬り傷が光りだしてアスタリスクの様な文字が浮かび上がり、それが傷となった。

「くっが!!」


ヴォンズはその傷を治そうとするも何度も何度もその傷が出てきてしまう。

「なんだ!!これは!!」


サイガはその問いに答える。

「それは俺の家系が代々伝えてきている技の一つだ。罪びとが同じ過ちを犯さないためのマークとして作り出した物だ。魔帝国の幹部のどちらさまか知らないが、それ以上傷を治すのはやめておけ死ぬぞ!!」



ヴォンズは忠告を無視して何度もその傷を治そうとする。

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度もその傷を治そうとするが傷はどんどん大きくなりそれが全身に達した瞬間、ヴォンズは全身が光りだしてそのまま消えていった。


この世の物ではないような叫びを残して。



 ●●●



ヴォンズはある日、生み出されて、捨てられた。


自分がなぜ生まれ、なんで生きているのかもわからず。


ヴォンズは魔物の姿に変えられた。


だが同じ姿をしても仲良くなれなかった。


次は魔帝国にいる人型の者に姿を変えたがそれでもダメだった。


ヴォンズは勇気が出なくなり、影の中でいる事にした。そこでアウロと出会う。


ある日、ヴォンズは人間の世界に行ってしまう。


そこでも誰の邪魔にならないように暗い場所いる。


海を知りヴォンズは海の中に入った。


海の中に入りどんどんどんどん沈んでいく。


暗い場所にまで沈んでしたに足がつくところまで降りた。


近くに巨大なチョウチンアンコウと出会ってその綺麗な光が欲しくってその姿をまねした。


ヴォンズはその姿で深海底国まで来た。


そこで旧勇者と戦い負けて、倒れている所をアウロが助けて魔帝国に戻る。


アウロの計らいでヴォンズが幹部へとなる。


魔帝王からは「深海底国を見張れ」という指示をもらい魚の姿で見張る事にした。


途中、ヴォワゴレレが深海底国の見張りと同時にうたた寝をしに来たがそのままずっと起きずにいた。


ヴォンズはこのことを魔帝国に連絡を取る勇気が出来ずにいた。


そして、時はたった。


アウロが言う。


「この深海底国を潰そう」と。。。



 ●●●



サイガとユースが戦いを終えて座り込んでした。

「強い敵だったよ」

「ああ」


二人は殺気を感じ取るとサイガの真後ろに光に空間からヴォンズが現れた。

「アウロ、見ててよ俺やるから!! お、お俺、ぜ、ぜったた、対に…」


ヴォンズはサイガとユースの首切裂いた。

そしてそのまま、アウロの場所に飛んで行き、リリネッドの心臓を突き刺して殺した。


ヴォンズはアウロの近くまで近寄る。

「みみみみ、見てた? お、おれれ、やれたよ」

「すごいわ、ヴォンズ」

「えへへへ」

「貴方は最強のよ、勇気のある私の英雄よ」


ヴォンズは嬉しそうな顔を見せた。



 ●●●



ヴォンズは人間の骨の様な上半身のみが残った状態で灰になっていき消えていった。


サイガとユースは腰が抜けて動けなかった。



 ●●●



アウロは何かを感じてどこかを見るがすぐにリリネッドの方を見る。

「さて、どうしたもんかしら」


リリネッドは触手で作られた磔にあっていた。


とそこにクロウがたどり着く。

「あら、次は貴方が相手になってくれるの?」

「どうかな、俺の相手になるかな?」


クロウは静かに怒る。


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