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居場所はいつか分かるもの
真面目な大人にならなきゃと
周りに目もくれず 学び続けたあの頃
でも どこか満たされなくて
ふと声を掛けてきた
遊び慣れている どこかの誰か
つまりあの人についていく
知らない世界は 少し怖くて
それ以上に楽しい
まるで私に 翼が生えて
自由に空を飛び回るみたいに
だけど やがて気がついた
遊び慣れたあの人はつまり
私と暮らすには適当すぎた
私が学びを選んでいたのは
結局自分の為だったんだ
居場所はいつか分かるもの
回り道して 戻ってきてもいいんだよ
私と一緒でさえなければ
あの人もきっと 幸せになる
一度きりの人生は長い
時間を無駄にしたと 笑えるほど長い




