2話
小説、書くのムズイッス。
えっ、なんなんこれ!昨日、ちゃんと部屋で寝たやんなぁ。このベッド、おれのやし。
「いやいやいや、ありえへんわぁ…。」
えぇ〜、ほんまに、ここどこなん?見たことないし。まじかぁ、ウソやろぉ…。何で、こんなとこにおるん?
これは、あれか?TVでよく見るドッキリか?最近、素人にするやつたまに見るけど…。マジでやるやつおるんか?これはやりすぎやろ…。
せやけど、何でおれにすんねん。なんか、悪いことしたかぁ、おれ?
あれか、嫁の嫌がらせかっ!あいつが依頼しやがったんか!もー、何でなん。
「はっ、まさか、黙ってPAYに2000円チャージしたのばれたんか!!」
えぇ〜、絶対怒られるやつやんか。はぁ、最悪や〜。
それにしてもここすごいなあ、周りなんも無いんですけど…。っていうかどこまで続いてるんや、ここ。広すぎて全然分からんやん!端っこ全然見えへんし。
こんな場所、日本にあるんやな、よー見つけたもんや。ここ貸し切るって、TV凄すぎやろ!使用料、高いやろうに…。
っていうか、どこまでも真っ白でキレイすぎて落ち着かへんなぁ。
あれっ?下も真っ白やん、床、見えんし。
ベッドから降りたら落ちていくとかないやろなぁ?降りたら、落とし穴的なやつがあったりして。それか、ベッドが浮いてたりするんか?
まあ、そんなことないわな。全然、揺れてないしなあ。実際、どうなってるんやろ。
んー、よう見たら床っぽいのあるな、周りと色が一緒すぎて分からんかったわ。へぇ〜、そんなん初めてやな。
ん?あれ?何か変やな。何やろ?何か違和感があるわ。ここも、変なとこやけど、気持ち悪いわ〜。んー、何か変なとこあるかー?モヤモヤするわー。何やー。どこやー?
あっ!そうか!影がないんや!!
そうやわ、何か変やと思ったもん。こんなに明るいのに影がないってへんやもんなあ。
あー、気持ち悪いのが分かってスッキリしたー。
そうかぁ、影がないから床と壁の境目が分からんかったんやな。なるほど、なるほど。
って、なんで影ないねん!!おかしいやろ!!こんな明るいのに?
あっ、おれの影もないやんかっ!うそやん!
こんなん、あれやんか。マンガでよくある、あかんやつやん!影がないって、おれもう死んでるんちゃうか?
えぇぇー……ウソやん…、死んだんか、おれ?まじかぁ〜。
なんで死んだやろ?過労死?そんなに働いてないけどなぁ?疲れてたけども。
そうかぁ、死んだかー、まあ、生命保険入ってるし、住宅ローンもチャラやから家族はなんとか大丈夫やろ。
たしか遺族年金とかももらえるやんなぁ?今より、生活楽かも知れん。サラリーマンでよかった。貯金ないけどな!
でも、死んだあとに真っ白な部屋ってあれやな、異世界物の小説みたいやな?
まさか、この後、神様でてきて、どないするってなったりしてなー。もし、そんなんなったらどないしよ。異世界かぁ、ええなぁ。魔法使ってみたいなあ、なんてなー……。
それから、4時間後。
あー、ヒマやなー。携帯あって良かったわー。なかったら地獄やんか。ヒマ過ぎるもんなー。電池減らんし。Wi-Fi飛んでんのにはびっくりしたわー……。
「って、何も起こらんのかい!!」
なかなか、話が進みません。
神現れず。