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聖騎士ディアドラ

 そう、某は就寝しようしたその時に、心臓発作に見舞われてしまったのでありました。そして目を覚ましたら、某はこの世界にいたのであります。


 「勇者様、今日はもう日が暮れますので宿を取りましょう」と黄金色の長い髪の美しい女性が私にそう告げてきました。そんな彼女のビキニアーマー姿に、某の目はまだ慣れておりません。つい照れてしまって目を背けたくなるのです。


 そうそう、某の隣にいるこの美しい女性は、ディアドラという名なのだそうです。本人に改めて名前を伺いましたら、寝ぼけているのかと膨れツラで怒られてしまった次第なのであります。


 ちなみに彼女の職業は聖騎士とのことです。そしてずっと某と長い旅を続けているのだと彼女は申しておりました。


 「そうですね。じゃあディアたん、街に着いたら早速宿を取りますぞ」と某はディアたんにそう返しました。


(長い間ずっと一緒に旅を続けてきたらしいのですから、あだ名で呼ぶぐらい許されるでしょう……)


 「ディアたん?」とキョトンとした顔の彼女。


 「あ、い、いや、すみません。長い旅を二人でご一緒させて頂いたと先ほど聞きましたものですから、つい……」と某は何だか恥ずかしい気持ちになってしまいました。


 (さすがに少し調子に乗り過ぎましたか……)


 某は少し後悔いたしました。


 「嬉しい! 勇者様との心の距離がすごく縮まった気がします!」とディアたんはとてもキラキラとを輝かせて喜んでくださいました。


 「それは良かった。ディアたんにそう言って喜んで頂けますと、某もとても嬉しいですぞ」


 どうやら彼女はあだ名を気に入ってくれたみたいです。そして某とディアたんは、地図を見ながら近くにある街を目指したのであります。


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