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004 ボッチ確定やん

あの災害が過ぎ去ってから1週間が経ち、無事退院した。前世じゃこんな直ぐに退院出来なかっただろう。

魔法って素晴らしい!


さぁ入学初日だぜ!たくさんの魔法を覚えるぞい!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


何故か。教室じゃなく教官室に呼ばれ、ゴリラと一緒に教室に入る。いや恥ずいんですけど。


もっと自然と居たみたいな感じがよかった。

まぁこうなるか。


「ふん!おはよう!」


「「「おはようございます!」」」


なんだ軍隊みたいだな。


「ふむ!では、訳あって皆より5日間遅れて入学した。者を紹介する。」


ゴリラ教官がこっちをみてくる。


「えぇっと。ジェラル フリゲートと言います。親しい人は、ラルと呼びます。早く皆さんとの遅れを取り戻したいです。」


拍手が起きる。と同時に「フリゲート?」「まさかあんなヒョロイのが」とかコソコソ聞こえる。

ドワーフにしては、ヒョロイって意味だ。ヒューマンよりは、あるぞ!


浮いちゃったな。こりゃ友達100人できねーわ。


「じゃあジェラル1番左奥に座れ。」


ナイス!ゴリラ!1番いい席じゃねーか!


移動すると睨みつけてくるやつ。観察してくる奴。色々な視線を感じた。


職業病だな視線で、大体分かるって。


「ふん!それでは、授業を始める!」


ゴリラのバカデカい声が響く。


授業は、基礎訓練みたいなものだった。

集団行動、体力強化訓練とか


ここの学園の多くは、貴族の跡取り息子か、魔法騎士団志望、騎士団志望が多いらしく、軍隊的なマナーから教わる。


俺は、元警察だし。集団行動とか余裕だったし、鍛えてたからあんま苦じゃなかった。


昼メシの時間がきた。


「おい!新入り!そこは、この僕の特等席だぞ!入学当初に言ったはずだぞ!早く退け!平民!」


平民かどうかは、バッチが配られている。学年は、ネクタイの色だ。


俺友達いないから食堂の隅っこで食べてたら上級生の先輩らしき人に絡まれた。そういう事は、先に言おうよ!同級生諸君!


「あー。すみません。今日初めて登校したので、すぐ退きます。」


こーゆうのと関わりたくないからなぁ。

すぐ逃げようっと。


「ガシャン!」


俺のご飯が入った。プレートを蹴り飛ばした。


「君。言い訳は、聞いていないんだよぉ!この僕を誰だと思っているんだい!王国騎士団 副騎士長の息子!伯爵家長男エリック様だ!」


なんだこのヒステリック野郎は、まあ俺は、大人だ。

殴るだけで済ましてやる!


「おい!待て!エリック学生!ジェラルは、元騎士団長フリゲート殿の息子だぞ!」


ゴリラだ。焦ってる。また呼びたくないもんね。天使


「なっ!嘘だ!こんなヒョロイ訳がないでしょう!」


「ほう?私が嘘を吐くと?」


「すっすみません!ゴリラ教官!」


「教官室に来なさい!」


「くっ!……はい。覚えていろよ。」


……俺のこのやるせない気持ちは、どこへぶつければいいのやら。


食事を取り直し教室に戻るとみんなから避けられている気がした。ボッチが加速してるね!

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