むかし夜道を歩いていた頃《改》
《今は昔の、お話さ》
真っ白な
月があたしをみおろして
目と目があったの 25時の目
《病まずに生きて、いけない夜には》
病んでんだ
なにいってんだ 恥ずかしい
遊びの街への 渇きが夜くる
《てめえに、痺れたくちづけ、してやるぜ》
ジンロック、
中の氷が溶けるころ
てめ、もっと楽しめ、あたしじゃダメ?
《愛なんて、簡単さ》
あたしだけ、
見てくれていれば いいのかも?
ふたりなんだか 蕩けるまなざし
《心に、石が、なければ、生きてゆけない》
その石が、
それだけが駄目、溶けないし、
砕けず、殺せず、捨てさえできない。
《そして、ふたりで、はじめるの》
その夜に、
爛れた関係、リセットし、
純愛モードの キスから はじめる。