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詩集 寂しさにたへたる人の

秋風ロンド

作者: 小日向冬子

乾いた空気を踏みしめながら

落ち葉の上にのびていく影

枯れ果てた記憶のかたち


ずれた背骨の危ういバランス

先へ先へと伸ばしてみても

きらめく季節に手は届かない


奪われたのか

それとも自ら差し出したのか

問いかけてくる回転性のめまい


痩せ細った指でかき集めた

なけなしの感性たちは

積み上げるそばからこぼれ落ちてしまう


何度でも辿りつくのは同じ場所

聞き覚えのある旋律に

引きずり戻され立ちすくむ


身をよじり過ぎ去っていくがらんどう

いつ果てるとも知れぬ悲しみが

耳の奥でこだましている

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