表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

飛鳥の蘇罪置場

待ってるよ

作者: 伐 飛鳥

待つてこんなに大変で

こんなに辛いんだね

忘れてたよ…いや忘れたフリかな?

久しぶりに思い出した

こんな気持ち何年ぶりだろう?


貴女に紡いだ「待ってるよ」

どうしても言わずにはいられなかった言葉

もう二度と口に出す事はないと

思っていたのだけれど…

最後に使ったのは…いつだったかな?


あの結末は酷かった…

悲惨だったし、惨めだった

だから、もう二度と使う事はないだろうと

思っていたんだけどな…


貴女に紡いだ「待ってるよ」

四年ぶりに出た一言…

過去の記憶が蘇る

何で待っていたのだろう?

一縷の望みにかけたから

薄氷の様な希望に託したから

なら今回は?


貴女は僕を追いかけた

先を歩く僕が好きだったから

だけど僕は一緒にあるきたかったんだ

2人で並んで歩きたかったんだ

だから後ろを振り向いたんだけど


後ろを振り向いた僕に貴女は絶望したんだね

まるで僕が立ち止まってる様に貴女には見えたから

貴女は僕と並んだけれど不満だったんだね

でも、本当は怖かったんじゃないのかな?

だって道は僕が作ってたから

先にいないと不安だったんでしょ?


僕は貴女と並んで歩きたかったから

これから先を2人でどう歩くか悩んでた

だって手を繋ぎたかったから

でも、不満だった貴女は先に一歩踏み出した

だから悩んだんだね

どうしていいかわからなくなって…

すぐに手を取ってあげれなくてゴメン

だけど貴女のおかげで道がきまったよ

だから僕はまた歩くけど

常に手は貴女の前に差し出してる


貴女に紡いだ「待ってるよ」

貴女と一緒に生きたいから

今まで待たせてゴメンね

一歩先で手を差し伸べて待ってるよ

貴女と手を繋いで並んで歩く日を待ってる

だから今度は僕が待つよ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ