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『記録されなかった罪 ――桜ヶ丘苑連続事故事件』  作者: キロヒカ.オツマ―


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桜ヶ丘苑・看護記録

――――――――――――――――――

桜ヶ丘苑 夜間看護記録(抜粋)


入所者氏名:北尾 憲治

年齢:七十七歳

診断名:アルツハイマー型認知症(重度)


 


令和○年○月○日 午前2時10分


夜間巡回時、覚醒を確認。


ベッド上で独語あり。

発語は不明瞭だが、断片的に以下の語を確認。


「……おわ……らせ……た……」

「……しず……か……」


意味の通る会話は成立せず。

問いかけに対する反応なし。


表情変化乏しく、

見当識障害、重度。


その後、数分で自然入眠。


認知機能の改善を示す明確な所見は、

本日も認められず。


 


午前6時30分


起床介助時、

本人に氏名を確認するも、

自分の名前を答えられず。


「……わからない……」と発語あり。


――――――――――――――――――


 


その下、最後の一行だけ、手書きで追記されている。


 


※本日も、

回復所見なし。


 


――完――

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