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真の怪奇

 記憶の中の話。夕日と共に去ってしまったそれを思い返して現川は大きなため息をついていた。

「やれやれ、怪奇現象は意地が悪いね」

 現川の脳裏にて蘇る光景は鏡に囲まれ池を覗き込むあの時の自分。

「見える未来では死んでます、とかかな」

 現川は微かな笑みを口元に浮かべながらあの時と同じように夕空に照らされた池の周りに鏡を置いて覗き込む。

 そこに広がるのは校舎が微かに映り込む青空のみ。そこに映されるべき現川の顔などどこにも見当たらなかった。

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