エンド、、なのか?
エンドへと向かう4人、ポータルから出た先に待ち受けるのは、、
「あれ、戻ってきた、、?」
辺りを見回すと、緑の草原、、? 木々が生える森、、?
現実世界そっくりだが、、、何か違和感がある
「なぁ、ここって現実世界、じゃなさそうだよな、、」
「あの木とか、なんか色変じゃない?」
「水もなんか濁ってる、、」
「と言うより、、昼間なのに、太陽が無い、、」
パッとみた感じ、僕たちが元々いた世界なのに、やっぱり違和感を感じる。
「ねぇ、これからどこ行けばいいの、、?」
「そうだ、座標!座標をみれば、、」
ーーーx???y???z???
「これは、、!!」
「やっぱ、普通じゃ無いよね。。」
周りを見渡すが、何も無い
「は?おい、フィン!お前、、」
レオンがフィンに目を向けると、そこには青色に輝くダイヤの防具、、は無く、気づけばだれも、何も持っていなかった。
「...クソ!」
またやり直し、、?初めから、、?この気味の悪い場所で、、
「あ、じゃあさ、一旦死んでみよう?」
カイがそう言う。
確かに、死ねば元の世界で生き返れるかも。試す価値はある。
みんなで奇妙な木を切って、剣を作り、準備を進める
「じゃあ、僕がやってみるよ」
「いや僕が!」
意外にもフィンが名乗り出た。
「この世界、気持ち悪い、早く帰りたい、、」
さっきまで死にたく無いと言っていたのに、今はそれを望むのか、、と思ったが、フィンがそういうなら、試してみる
カイは全力で剣をフィンに向かって振る。
フィンは一撃で消えた。と思ったら、
「...これ、失敗ってことだよね」
後ろから声が聞こえた。フィンだ
「まじかよ、リスポーン地点がもう、ここになっちまってるのか、、」
「どうすんのよ!どうやって戻ればいいの?!?!」
???「ま、まて、君たちは、、!」
フィンより奥から、聞いたことない声が聞こえた。
???「君たちもこの世界に迷い込んだのかい?」
「え、はい、、そうなんです...」
ルーサス「私はルーサス、多分3日前くらいにここへきた」
「多分ってどう言う、、?」
「ここには太陽が無いからね。もう日にちすら数えられない。」
「というより、ついてきてくれ、こっちだ!」
そう言って丘を登るルーサスについていくと、頂上には訳のわからない景色があった。
「なにこれ、ネザー、、?赤い、、溶岩もある、、」
僕は唖然とした。
ネザーが現実世界と地続きなんて、聞いたこともない。
すると、ルーサスが言う。
「私はこの場所で試したことがある。2本のロープがあそこ、真ん中の島まで続いてるだろう?その島からさらに2本のロープが、さらに奥は続いている。」
「私はこのロープに木の枝をひっかけ、向こうにわたり、さらにもう1本のロープもわたった。すると、また、違う世界へといってしまったんだ。」
「つまり、、ここで世界を渡れる、、と言うことですか?、」
「もしかしたら、帰れるかもしれない??」
「私が渡った時は、左のロープ、そして次に右のロープを渡った。その先はエンドに続いていた。まあ、何も持っていないし、エンダードラゴンに勝てるわけもなく、そのままやられて、ここへ戻された、と言うわけだ。」
「2本のロープ、、つまり4通り、4つの世界に分かれていると言うこと、、か、、」
「一つは試されたから、あと3つ、3分の1で現実世界に戻れる、、?」
「ーーなら左、もう一回左だ!!」
レオンが左のロープを木の枝で滑り渡り、またその後も左のロープを渡ると、その先の崖にレオンの姿は無くなっていた。
「まずい、もう、やっぱりあいつについていくしかないんじゃん!!」
ルーサス「まて、急ぐな!!」
みんな木の枝を折って、左、左の順番でロープを渡った。
すこし視界がぼやけたと思うと、すぐに、違う世界に来た。
ここにも草原、森がある。
が、今までとは奇妙さが、気持ち悪さのレベルが違う。
空がピンクで木は青く、地面は緑では無く紫になっている。
たどり着いた4人はこれをみて、青ざめる。
フィンは吐いた。
こんな世界で、生活しろと言われても100パーセント無理だ。
色が違うだけ、見た目が変わっただけなのに、なんだこの恐怖感は、、絶望感は、、
僕は膝から崩れ落ち、その場に座り込んでしまった。目の前に広がる異質な光景を、ぼーっと眺めながら。
それに、音も何も無い。足音も、気の揺れる音も。そもそも、風が無い。
薄明るくて、色の違和感が凄まじい。まるで、異世界。これこそまさに異次元という、なんともその言葉を表す光景だった。
「...!!!」
フィンが走り出す。草原、だと思うここを奥の方へ走って。
すると、突然フィンの姿が消えた。
僕たちは慌ててフィンの元へ走っていく。すると、突然目の前に黒い壁、すこしドロドロしたような境界がでできた。
「...ト、、ユウト!!」
目の前の黒い壁から、手が飛び出してきた。
その手を引っ張り、フィンを黒い壁から引き抜き出した。
フィンは震え、
「死んだかと、思った、、この先にあるのは、、、いや何も無い。
ただ暗く、何も感じず、何もできないーー
唯一感じたのは『死』だけだ。。」
フィンはレオンに飛びかかった。
「お前のせいだ!お前がこんなところに飛び込んだから!!!」
さっきからレオンは何も言わない。自分のしてしまったことに、責任と絶望を感じているのだろうか。
視線がはっきりしないまま、ぼんやり壁を見つめるレオンの目は震えていた。
…
みんなが立ち尽くす中、後ろには黒い壁が近づいていた。
(囲まれてる??!逃げ場はない、、呑まれたらおしまいだ。。そうしたら今度はもう生き返れない気がする。。)
「仕方ない、、ここで呑まれる前に、リスポーンするしかない!」
「、、、でも、何も無いよ」
泣き出しそうなカイを横目に、僕はカイの奥にまだ残っている木を1本見つけた。
木のすぐ後ろには、もう黒い壁が近づいている。すぐに呑まれるだろう。
僕はすぐに走り出し、木を殴って倒し、気を使って作業台を作り、作業台を置いて、棒を作り、剣を使ったーー が僕は後ろに迫る黒い壁に追いつかれてしまっていた。右手は作業台を離さず、左手に剣を持ち、黒い壁に抗おうとしたが、自力では抜け出せなかった。
すると、
「ユウト!!」
なにも見えないが、右手に何かの感触があった。
その手を引っ張り、みんなは僕を黒い壁から力一杯引き抜いた。
危なかった、、ありがとう、とみんなに言おうと顔を上げると、その後ろにはもう1メートルも無いだろうか、そこには壁が、迫っていた。
抵抗はある。でも、考えているいとまはない。
僕はすぐに木の剣をぐるっと振り回し、みんなを殺した。
僕もすぐに、、死のうとしたが、剣を持つ左手は壁に呑まれていた。
剣を引き抜こうと引っ張るが、びくともしなかった。
どうにかしてリスポーンするため、死のうとしたが、どうすることもできなく、僕は闇に呑まれた。