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スネークスキン  作者: 中野震斗
S1夢編
8/30

第七話練習するぞ

…調べた知識なので間違いがあれば教えてください

ライブハウスKAWAは現在平和な状況である、鈴木も来なくなった

「兄ちゃん、今日の予定は?」

「ここはなんもないよ~」

「…五月に入ってから客は何人入ったの?」

「ん~明日が初めてぇ~」

「それで経営大丈夫なの?」

「赤字じゃないから大ジョーブ」

「えぇ…」

見ての通り客は全然入っていないのが現実である

川兄弟の弟圭介は机叩き叫ぶ

「あー!何で困難でのうのうとしてるんだ兄ちゃんは!」

川兄弟の兄圭一郎は

「大丈夫だよ、今日は圭介の友達もいるんだし」

そこには楽器の調節をしている蛇山と鳴神がいた

「あっお邪魔してまーす」

「うぃーす」

圭一郎は気だるそうに電子タバコを咥える

「というか今日お前らは学校ないけど…普通なら誰も来ないだろ」

「特殊な場合を除いて…」


蛇山の隣の鳴神が目をキラキラと輝かせている

「おぉ…これがエレキギター…」

「鳴神は何の楽器やりたいとかあるの?」

「う~ん…」

ライブハウスを見回した後…

「ドラムとかできたらかっこいいよな」

「ドラムかぁ…」

蛇山はスマホで何かを調べながら言った

「…他人に教えるって、やったことないから…」

「一回やってみようかな…」

鳴神が椅子に座り、ドラムスティックを持つ

「じゃやってみるか」


「え~とまずリズム感が全く分からねぇや」

(俺もドラムやったことないんだよなあ~)

とりあえずメトロノームを置く

ダンッ、ツッ、タン、とメトロノームのリズムに合わせドラムを鳴らしていく

(なかなか上手く動かせない!)

ドラムスティックを持った手、ペダルを踏む足、そしてどのリズムで動かすかという頭の回転

そしてこれが意外に疲れる

ダンダンダンと鳴らしていくうちに

(よし!リズムが掴めてきた!)

才能の開花…とでもいうのだろうか?リズムがどんどん正確になっていく

「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

鳴神の汗が飛び散る

「すごい集中力だ…」

ドラムを叩き終わった鳴神は満足そうな表情をしていた


蛇山はギター、川はシンセ、鳴神はドラムに興じている中、圭一郎はライブハウスの掃除をしながらいくつか思ったことがあった

(みんな凄いなあんなに熱心に練習している姿は初めてだな…)

(圭介もみんなも、なんか応援したくなっちまうな)

(………………………)

(そういえば、今日はあの子、来てくれるのだろうか……)

ガチャ

「お邪魔しまーす!」

「ん?ああ君か」

そこに来たのは一人の少女だった

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