第十七話光源クルー
光源高校、それは立川にある高校、かなり治安が悪くその中で光源クルーという別の組織も生まれている
「榊原、あいつらはどうなった」
「山野のことか?」
この組織の特徴、それは…
リーダーの不在ということ。
「違う、渋谷の奴らだ」
この組織の仮のリーダーとなっている男、柘植はこの光源の中でもトップの実力者、そのためこの学校のほとんどはまだ一年の拓殖の下について行ってるのだ
「…あああいつらか、あいつらはなんかそこら辺の雑魚にやられたとか何とか…」
柘植が榊原の髪を掴む
「その雑魚を俺は知りてぇんだよぉ!」
「…はいすいません」
(クソが…)
No.2の榊原はこの状況に満足していない、柘植は自分の立場が下なことをいいことにかなり横柄な態度をとってきている
そして柘植との話が終わった後
「潤、なんかあったのか?」
「あぁ、俺はかなり面倒なことを押し付けられちまったな…」
榊原と話しているのは、唯一の友達 藤森雅紀
「まぁこっちに被害は来てほしくないな…」
藤森は眼鏡を拭きながら話す、彼はこの不良高校とは無縁な、喧嘩ではなく勉強をしに学校に来ている人物だ
「お前すごいよな、こんな高校でちゃんと勉強できてるなんて」
藤森は弁当を食べながら
「まぁ勉強は趣味みたいなもんだよ」
「嫌味にしか聞こえん…」
するとまた柘植が入ってきた
「榊原、話がある」
「まただ…」
藤森が小声で言うと
「何だお前?陰キャのくせによぉ!」
藤森を威圧する柘植を榊原は睨む
「なんだ?」
「なんでも」
「とにかくこい!」
立ち上がった榊原を藤森は遠い目で見つめる
「あいつ大変だな…」
柘植が見せたのはスマホのメールだった
「…ボスからか?」
「あぁ、渋谷デベロッパーズの寺尾って奴が情報を寄越してきた」
「相手はスネークスキンって高校生バンドのボーカルとドラムだって」
「バンドが?そいつら相当雑魚なんだな」
柘植は指をポキポキ鳴らす
「でも、これはバードを舐めてるってことだ」
「はぁ、そうだな」
(会議には俺が出てやってんのに…何言ってんだ)
「その舐めた奴らを潰しに行くぞ」
すると柘植の後ろから大量の構成員と先頭にいるデブとモヒカン頭
「俺は光源クルーがな」
柘植が皆を鼓舞し、歓声が上がった
「まぁ、ここはこいつに賛成だな…」
だが一人、群衆から抜け出した男がいた
「光源クルーが動き出す…か」
「面白くなってきたな」
一方そのころ、ライブハウスKAWAの面々はあるところに来ていた
「ここは?」
「鳴神…流石にそこまで馬鹿だとは思わなかったよ…」
鳴神を煽る蛇山
「いや…普通にわからん」
「嘘だろ…どう考えてもここは…」
「居酒屋じゃねぇか!」
鳴神はあまりの頭の悪さで打ち上げすることすら忘れてしまっていた…




