表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/32

これまでのあらすじ

どうぞこれからよろしくお願いいたします。


 天下人、豊臣秀吉とよとみひでよしがこの世を去る間ぎわ。

 彼は一人息子である豊臣秀頼とよとみひでよりと大坂城の将来を危ぶんでいた。

 そこに現れたのは、フードを目深にかぶった怪しげな女だった。

 秀吉はわらをも掴む思いで、彼女に秀頼の未来を託そうとした。

 彼女が持ちかけたのは「未来を知る者に、秀頼の中身を入れ替える」こと。

 側近の真田信繁さなだのぶしげ(後の真田幸村さなだゆきむら)の制止を振り切り、秀吉は彼女の提案を受け入れる。

 

 一方の現代では、歴史マニアの男子高校生、近藤太一こんどうたいちの前に同じく謎のフードの女が現れた。

 彼女は太一に「戦国大名になってみたいと思わないか」と持ちかけた。

 常々戦国ライフを満喫したいと願っていた太一は彼女の言葉に乗った。

 

 こうして近藤太一は豊臣秀頼として転生を果たした。

 しかし当時の秀頼はわずか七歳。しかも関ヶ原の戦いの直前だったのだ。

 

 どうにかして関ヶ原の戦いが起こるのを止めようと、七歳児なりに奔走する秀頼。

 しかし幼少の彼では、歴史の歯車を止めるのはかなわず、関ヶ原の戦いは徳川軍の大勝利で終結する。

 

 それでも石田三成の助命に成功し、『豊臣の七星しちせい』と呼ばれる七人の家臣を仲間にした彼は、母の淀殿よどどのや妻の千姫せんひめをはじめとする家族を守るために、徳川家康に立ち向かうことを決意した。

 

 だが、頼みとしていた黒田如水くろだじょすいは非業の死を遂げ、史実の通りに徳川家康は江戸幕府を開き、豊臣家に威圧をかけてくる。

 そんな逆境の中であっても、天真爛漫な千姫や、彼を追って側室の伊茶いちゃに転生してしてきた幼馴染の八木麻里子やぎまりこらに励まされながら、秀頼は最後の最後まで諦めずに行動し続けた。

 

 そしてついに迎えた大坂の陣。

 

 石田いしだ 宗應そうおうと名を変えた石田三成や真田幸村らの獅子奮迅の活躍や、この時のために準備してきた海軍によって、見事に戦を終わらせて、和睦を勝ち得る。

 和睦の内容は、「秀頼の居城は大坂城とする」「石高は一二〇万石とする」「徳川譜代の大名として扱う」といったものだ。

 

 こうして義理の父である徳川秀忠とくがわひでただ、さらに長年の宿敵である徳川家康とも、固く手を取り合った秀頼は、大坂城と家族を守りきり、豊臣の名を後世に残すことに成功したのだった――。



190万文字の前作がわずか1000字にまとまってしまうとは……。

次は主な登場人物の御案内。

そしていよいよプロローグへと入ります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ