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いろはの短編集〜月見草編〜

櫻(200文字小説)

作者: いろは

 偶然見付けた櫻の木


 その櫻は他と違う輝きを放ち 私を惹き付けた


 その櫻の花びらは更に美しい


 はらはらと舞い散る姿も美しい


 その中の1枚が私の目の前に舞い降りて来た




 ――私の舞い散った恋心も美しいと言っているのかしら?




 櫻は何も答えない ただ 静かに佇んでいるだけ


 私は 手のひらに乗っている 櫻の花びらを そっと握りしめる




 ――櫻さん 有難う




 軽く呟いて その場を後にする




 背中越しに 櫻の木が私を見守っている様な気がした


 優しく 暖かく……

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― 新着の感想 ―
[一言] 歴史を振り返れば桜の散りざまを良しとする武士の生き方の教えがありますが、櫻の花にかけて舞い散った恋を表現されているのがとても鮮やかです。春に相応しく希望を匂わせて終わる文章に、主人公の温かな…
2019/01/21 15:58 退会済み
管理
[一言] 旅立ち、別れ、刹那の出逢い。 物言わぬ桜だからこそ、心に触れるものがありますね。
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