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Partner light  作者: しんる
10/20

Partner light10

泣きたくても

泣いてはいけない

縛り付けるそれが

自分が何なのかを


Partner light #10


はっきりとさせる

それが自分の仕事だもの

自分が何者なのか

誰も彼も

知っておく必要があるの?

いいや

知らなくても良いことだって

たくさん在る


森、草原、森、の後は遺跡に行く事になっていた・・・。

っとに、あんなとこに遺跡があったとはな。


この世界は第一期と第2期とが以前在ったらしい。

第一期って奴は神々の世界って呼ばれてる。

第2期は六賢者の世界って呼ばれてる。

第2期のころには色々神殿ができたらしい。その残骸が遺跡になっているようだ。

そしてその遺跡にはたくさんのお宝が埋まってる。


「誰かが入った痕跡はねぇな」

真珠の光の魔法によって照らされた床を調べたが最後に人が入ってからだいぶたっている。最近な可能性はまったく無い。

「ということは・・」

あんずが明るい顔でいう。

「あたりだーーーー!!!!」

続きを俺が大声で言った。

その隣で真珠とレンはよくわからない顔をしている。ホント物知らずな奴等だぜ。

「人の入ってない遺跡=宝在り?! なんだよ」

ああ、と言った感じにレンが手を打つ。

相変わらず真珠はよくわかっていないようだ。

「・・・そんなものか?」

あのなあ・・

「そんなものですわ」

やっぱりよくわかってないようだ。


真珠の魔法によって照らされる薄暗い長い廊下を歩く。

順番は真珠、あんず、レン、俺と言う妥当なところである。

半時ほどの時間を歩いて出会った魔物は2匹。それなりの遺跡の定石通りである。

ちなみに倒したの魔法傀儡(ごーれむ)だけだ。もろいサウンドゴーレムなんか俺様の敵じゃねーぜ。

「道が分かれている」

前を行く真珠がぎりぎり聞こえる程度の声で言う。大きな声だとそれがきっかけで魔法傀儡が起きる場合があるのだ。それだけは避けなくては。

「どっちに行くの?」

レンがこっちを見ながらこれまた小声で聞く。

「そうだな・・真珠、風はあるか?」

ちなみにこの中では俺が一番この、遺跡荒しの知識があるようだ。

真珠は手を出し風を調べる・・。って、かすかな殺気が!

「真珠!手を引け!!」

普通にしゃべるのと同じくらいの声で言った。

とっさに真珠が手を引く。そして

ぶぅんとそこをフレイルが通る。

「っち」

真珠は光で作られた短剣を構える。

って、真珠の解説してる場合じゃねぇなー。

俺は後ろを振り返る。そこにはなにもいないが、確かな殺気。

入るときにすでにモントヴァンにしてあった剣を構える。

床から緑を基本としたいろんな色の混ざった気持ち悪いぬめってそうなものが生えるように出てくる。およそその数三体分。

「廃棄生物(ディスポーサルクリチャ―)か!」

やっぱ遺跡って異常な生き物が多すぎだよなー。

いま俺の前にいるのは魔法生物(ソリセリークリチャー)を作ろうとしてミスった奴である。

はっきり言ってグロい、クサい、ウザい、の3テンポそろった見事な奴である。

相手?したくねーに決まってるだろ。

モントヴァンが汚れたら前の持ち主に殺されるー!!

ちなみに真珠の前にいるのはがっしょんっがしょんいう音からして傀儡鎧(マネッジアーマー)

ってルビ多すぎー!!!!

ちなみに傀儡鎧は勝手に動く鎧。以上説明終わり!

「四月どうしますの?」

「3人は鎧のほうよろしく!」

俺の目前の気持ち悪い奴が触手(?)を突き出す。俺はそれをモントヴァンで切る。

どやって倒すっかな―

ラーズスヴィスを使えば一発じゃんっておもったそこの君。あんな疲れるものこんなしょっぱなからつかれるかー!!

で、そういう場合の倒し方1、魔法生物および廃棄生物の場合→相手の身体のどこかに全部をまとめている「核」がある。それを壊す事だ。

二つ目三つ目・・・はまた今度!解説しながらよけるのはつらいっス。

てことで核を探しているのだがそれが・・

簡単に見つかっちゃうのが廃棄生物なのだ。なぜかと言うと身体が半透明だから。よく混ざってんだよコイツラ。

てことで核をすっぱり切ることに専念!

「<ヒートブレイド>」

この魔法は剣の刃身が熱くなり切れ味が上がる魔法である。あるていどの剣なら付属されている魔法のひとつだ。

その剣で核を

「はぁ!」

ぶった切る!!

廃棄生物は核を失い魔力となって空気中に放出された。

ほかの2体も同じように片付けていく。

俺が終わっても向こうはまだ戦っていた。

俺は剣の魔法を解く。

そして観戦。

・・・がんばれよー。俺の相手してたの三体分と同じくらい強いからなそいつ。

お、真珠の光の矢が命中した。

終わったみたいだ。

「心しとけよ。廃棄がいたってことは本物の魔法生物とも出会えるかもしれねえぜ」

鎧を相手していた3人の背に向かって言う。

「失敗したくて失敗したのではなくて成功したくて失敗したわけですものね」

あんずは小声でそう言いながら色鉛筆を握り締めた。

「そいうこと」

「その割には四月は余裕だな」

少し疲れた真珠の声。

「なんでですか?」

次はレン。

やっぱ普通は構えるもんだよな。

「・・魔法生物なんか片手でひねっちゃうくらいべらぼうに強い人に合っちゃったからかな」

誰にも聞こえないぐらいの小さな声でつぶやく。

でもそれはいえね―な。

「さあな」

次は聞こえるくらいで言っておく。

そう

あの人の存在は他人にはしゃべりたくない・・・

てか、思い出すだけで・・・うぃ〜


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