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其の2

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俺・・・藤堂 龍にとって肉親と呼べる者はもうこの世には居ない、学校で友達と呼べる者もいなければ彼女という者もいないので、地球には未練はない。

むしろ魔法が使えるファンタジーな世界に行けると言うので喜んで食いついてしまった。


「・・・もうちょっと悩むのとかないのか?」

「悩む?・・・そうだな、まだ見終わっていない漫画や小説が山程ある。

しかし!俺は!楽しければそれでいい!」


修羅場になっているのを見るのとか・・・大好物です


「はぁ・・・お前が小さい頃から見ていたが、そういう性格だったなそういえば。」


ナナシは呆れ笑いをしつつも少し嬉しそうだ・・・よっぽどあっちの世界が好きなんだろう。


「俺はただ楽しければいい・・・目立ちたくはないけどね。」

「ん?それは無理ではないかな。」


・・・は?どういう事?


「その顔はやっぱり分かっていなかったか・・・いいか、人より強い魔族を倒すんだよ?目立ちたくなくても必然的に目立ってしまうさ。」


クッ・・・どうする?どうすれば目立たず目的を達成する事ができるんだ・・・?


「・・・そろそろ時間みたいだね。」


ナナシの言葉にふと周りを見ると、少しずつ黒い空間が白く染まっていく。


「いいかい?一度彼方の世界のに行けばもう戻れない・・・起きたら準備をするんだぞ。」


周りの風景と共に、ナナシの姿が薄れていく・・・



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ちょっと!まだ対策が!・・・」


手を伸ばすがそこは見慣れたアパートの一室・・・目覚ましが鳴り響く部屋の中、先ほどの会話を思い出す。


「・・・まじどうしよう・・・」


リュウは頭を抱え必死に目立たない為の策を考えていた。



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