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第一話「一人のピアノ」


お久しぶりな方は、こんにちわ。はじめましての方は、はじめまして。@ナイトホークと申します。

今作で3作目です。今回は、色々と悩みました。

最初は、冒険物を書こうとしましたがそれは、来年にしようと。今回は、これまでと違って音楽をメインとした話を展開していきます。

初めてのことなんでどんなふうになっていくか自分もワクワクしています。


毎度同じく分かりやすさ、読みやすさ重視でいきます。誤字脱字あると思いますが許して下さるとありがたいです。

今回更新日時は、指定しませんが、間隔短く更新していきます。

 

それでは @ナイトホーク。

五月の陽気。駅から少し離れたところにある大きな二階建ての市民会館。ここでは、色々なイベント事などに使われてる。一番多いのは、ピアノやヴァイオリンのコンサートだ。イベントに使われてない日などは、一般の人でも入れるようになっているがほとんどいない。来たところでホールの中には、入れないから一階のロビーでのんびり過ごすぐらいしかない。

「今日も弾こうかな……」

一階のロビーには、綺麗なグランドピアノがある。これは、自由に使用してもいい事になっている。

「さてさて」

椅子に座って鍵盤に手を置いて目を瞑り、大きく深呼吸してピアノを弾く。


ピアノを弾く入山(いりやま) (あお)。高校二年生。毎日ではないが下校途中にこの市民会館でピアノを演奏している。一階がガラス張りになっているので外から丸見えである。市民会館の周りには、ビルなどが建っているためそこに向かう仕事の人や駅に向かう人などが行き交っている。だが、外の騒音は、一切聞こえず聞こえるのは、優しく、綺麗で囁くようなピアノの音色だ。

弾き始めてからしばらくして、弾く速度を少し早める。今度は、優しさから情熱的に早い指で鍵盤を指で叩く。額から汗がこぼれはじめる。

「もっと。もっとだ」

そして、ダンっとドの鍵盤を叩いた。鳴り響いた後、その音色に浸るかのように耳を澄ました後、軽やかに指を動かし静かに弾いて演奏を止めた。二回深呼吸して目を開ける。

「……それじゃ、帰ろうかな」

立ち上がり鞄を持とうとした時だった。誰かに見られているような視線を感じて、後ろを振り向いたがガラスの向こう側の外には、誰もいなかった。気のせいかと思い市民会館を後にした。


「今度は、声かけられるといいな」


翌日も市民会館にピアノを弾きに来た蒼。一階ロビーには、受付の人の他には誰もいなく静まり返っている。

「今日も弾きに?」

受付の人に聞かれる。何度も弾きに来るうちに顔見知りになっていた。そして、美人である。

「うん。気分がいいからね」

「そう。入山君のピアノ今日も聴けて私勝ち組じゃない?」

「趣味程度のピアノにそこまで価値ないですよ」

「いやいや。趣味にしては、上手すぎるよ」

「ありがとうございます」

軽く会話をして今日もピアノを弾く。優しくゆったりとした音色が響き渡る。


4分程度の演奏して深呼吸し目を開ける。すると、パチパチっと拍手しながらいつの間にか入り口近くのベンチに座っていた、同じ制服を着た女の子が蒼に近づいて来た。

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