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咎人達(仮もいいところの題名です)  作者: 露華めぐり
【1】別れと出会い
1/5

プロローグ

----どこまでも暗い闇が包んでいる

音も光も届くことが許されない、黒い黒い世界。

この黒は--絶望の色。

叫ぶことも、泣くことも、助けを呼ぶこともできない。

冷たくて、残酷な恐怖がじわじわと苦しめる。


どうしても何かを掴みたくて、手を伸ばす。

だが、その手は空を切り自身の無力を示した。

悔しい。そう思った。

ただただ、無性に悔しくて、無駄だと知りつつ彼女の名を呼んだ。


その行動は徒に空気を消費しただけだった。

----闇に吸い込まれていく。

突如として、脳裏に凛とした声が響きわたる。


---ちゃん、あの時の事覚えてる?

今度は・・・・・私の番だよ。ありがとう。それからバイバイ


----視界がホワイトアウトする。


オヤエハ、ナカマヲ、イノチノダイショウニシタ---

そうだ、私は・・・・・犠牲にしたんだ。絶対に見殺しにしない事を分かっていて・・・・・・・利用したんだ。あの子を。

苦しい。胸が強く強く痛む。

私があの子を殺したんだ。

----咎ヲ背負ウ者ヨ・・・・・。


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