間話2
誠二が全然出てこないorsちょこっと生物部メンバーが出ました
≪光輝視点≫
その日もいつも通り学校が終わってみんなと帰ろうと帰る準備をしていた。そしたら足元がいや、学校全体が光り始めたんだ。
「なんだ!?」
誰かがそう言った瞬間、僕たちはとても広い石室にいた。目の前には何かシスター服に似た物を着た少女と鎧を着た人たちが立っていた。
「勇者様!来てくださったのですね!?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
『はい!!??』
きっれ~いに全員の声がかぶった。
10分ほどしてみんなが落ち着いてから生徒会長の坂上先輩が少女に質問を開始した。
「え~っと、ここはどこだい?」
「ここは皆さんがいた地とは別の次元にある世界です」
「異・・・世界?」
「はい」
「君が呼び出したの?」
「はい」
「・・・呼び出した目的は?」
「この世界に舞い降りた邪神を討伐してもらうためです」
「なぜ私たちが?」
「敵は邪神といっても神なのでこの世界のものたちでは攻撃ができないのです。唯一の例外が…」
「違う世界のものと一緒に戦うことかな?」
「正解です」
「君は誰?」
「私は聖国第二王女シルフィー・ド・アインスと申します」
「ここにいるやつといないやつがいるんだけど何で?」
「分かりません。ですが多分勇者の素質がなかったのだと思います」
「・・・・・・刀藤もか?」
「はい?どうしました?」
「いやなんでもない」
「それなら移動しましょう。色々説明します」
「ああ、うん。よろしく」
なんかよく分からないけど大変なことになったな。
そのあとものすごい奇麗で高そうなものばっか置いてある部屋で色々学んだ。この世界のこと、邪神のこと、迷宮のこと、そして自身のステータス。
「ではそろそろ答えを聞いてもよろしいでしょうか?」
「答え?」
「はい邪神討伐を引き受けるかどうかです」
どうしようか?でも困っている人を放って置けないし。……よし。
「僕は引き受けます」
「俺もだ」
「わたしも~」
「じゃ私も」
僕に続いて、英治、杏、妙も引き受けるようだ。
「私も引き受けよう。だが私と後ろの4人は自分のペースでレベル上げさせてほしい。泊まる場所も町の宿でいい」
坂上先輩とその後ろの4人は自分たちだけでやるみたい。あれ?そういえば。
「あの…刀藤先輩は?」
「知らん。大方別の場所にでも飛ばされてるんだろう」←(正解)
他の人たちも7割が城に残り、3割が城を出るようだ。
「承知しました。では次は王に謁見ですのでこちらにどうぞ」
『え?』
またみんなの声が重なった。
≪誠二視点≫
「薬草ってこれでいいのか?」
「そうよ~」
「じゃあ帰るか」
「は~い」
薬草を手に入れた!