間話1
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<光輝視点>
俺の名前は「九重光輝」。日本にある普通の公立高校に通う普通の学生だ。
「おはよう」
笑顔でクラスにいる皆にあいさつすると、女子のうちの何人かが顔を赤くして俯いた。
「大丈夫?風邪?」
「だ、大丈夫です」
「?」
まぁ本人が言うなら大丈夫なのだろう。僕はバックを持って自分の席に歩いて行った。
「よーっす」
「よぉ」
僕の親友である鈴木英治が挨拶してくる。英治は茶色のツンツン髪で、人に活発なイメージを持たせる。
「相変わらずだなおめーも」
「なにが?」
「わかんねぇならいいよ」
英冶が苦笑いしながら意味不明なことを言ってくる。
「おはよう」
「おはよ~」
今度は同じく親友の白崎妙と小暮杏が話しかけてきた。妙は黒髪ロングでスマートな体をしている大和撫子のような女の子。というよりも、女性というほうがしっくりくる。杏は茶髪をカールさせ、おっとりしているので、小動物みたいとよく言われる。もちろん二人とも男子に人気がある。
「おは」
「おはよう、妙、杏」
僕ら四人は幼馴染だ。
「そういえばさぁ、昨日刀藤先輩にあったぜ」
「ど、どこで!?」
「ゲームショップ。18歳になったから18歳しか買えないゲームを買うんだと」
刀藤先輩はうちの学校一の有名人だ。ただでさえイケメンなのに、素手でコンクリ割ったり、全国模試では必ず一桁を取れたりする超天才児、というかただの化け物。だけど不良の人と喧嘩を良くするので近づきにくい印象がある。さらになぜか生物部の副部長もやってる。この前理由を聞いたら「解剖は愛だ!!」とか言ってた。そして…
「ど、どんなゲーム?」
「エロじゃなくてグロだってさ。理由を聞いたら『エロいの持って会計には並べねぇよ』って言ってた」
「あの人変なところでチキンだよね~」
妙の片思いの相手でもある
光輝君はもろ勇者です。顔よし、運動よし、成績よしと三拍子そろってます。