迷宮に入ってみよう
主人公のスペックを修正します。かなり。すみません。かなりですかなり
「では迷宮に入ってみましょう!」
「おお!初迷宮か!燃えるな!」
よっしゃー!迷宮だ!敵だ!殺し合いだ!
「ヒャッハー!!」
「ええ!?大丈夫ですか!?」
おっといけね。
「素が出ちまった」
「素なの!?」
「んなことよりも早く行くぞ!」
「ああ、まってくださいよ~」
天使の奴は無視して迷宮内に入る。そこは…
「結構広くて明るい?」
「はい。迷宮は人を内部にいる魔物と戦わせて出た死体を糧に生きてますから」
「え?生きてるのか?」
「そう言われています。……………まぁ本当は創造神様の趣味なんですけど」
こいつも大変だな。馬鹿だと思ってたけど修正しないとな。
「ではまず迷宮について説明します」
「了解」
「迷宮は1~20層が下級魔物のみ、21~40層が下級と中級魔物、41~60層が中級魔物のみ、61~80層が中級と上級魔物、81~100層が上級魔物のみとなっています」
「どの迷宮でも?」
「はい。ですがここよりも難易度の高い迷宮はもっと深いので、もっと強い魔物がいます」
「ここの最強は?」
「確か国家級━4だったと思います」
「ふーん」
「では実際に魔物と戦ってみましょう」
「お!初戦闘だな」
「はい。まあこの階層はスライムとスパイダーしかいないんですけど。あ、その前にゴムレスとフェイを呼び出しましょう」
「ああ、フェイ、ゴムレス。<サモン>」
【パーティーを組みますか?】
「おう」
【パーティーを組みました】
「わ~いきた~」
「ゴォォーーー!!」
「来たようですねでは戦ってみましょう」
「ああ来たみたいだな」
色々説明をされてるうちに敵も来ていた。
軟泥鉱
下級━1
LV1
「お!?敵のステータスが見える」
「はい。僕の加護の効果です」
「便利だわ~」
「では、いってみましょう!」
「ああ」
勢いよくスライムに飛び出し、蹴っ飛ばす。
ベチャ!
「あれ?」
迷宮の壁にぶつかったスライムがその場で消え何かが残る。
「何で素手で勝てるんですか!?」
「え?え?終わり?」
「すご~い」
「ゴォーー!」
何か終わったみたい。
「あ、魔物が残した素材は回収しといたほうがいいですよ」
「わかった。ってなんだこりゃ?」
スライムゼリー
料理に使える
「………寒天とか?」
「はい、そんな感じです。では次は転移を試してみましょう。<転移>と唱えてください」
「わかった。<転移>!」
【どこに転移しますか?
・家】
「家で」
【転移を開始します】
あたりが光ったと思ったら家の目の前にいた。
「おお!便利だ」
「すごいでしょう!それと10の倍数の層にあるワープゲートを起動させればそこにも転移できます」
「楽ちんだ」
「すご~い」
「あと先ほど言い忘れていたんですが、この家の倉庫はいくらでも物が入るようになってるので活用してください」
「わかった、ありがとう」
「では僕はそろそろ帰ります」
「え?帰るのか?」
「はい。もう大丈夫だと思いますので」
「そうか………いろいろありがとな」
「いえいえ、あなたに創造神様の御加護が有らんことを」
その言葉を唱えた途端天使の体が光を放ち、すぐに消えた。
「ありがとな!!」
「せんきゅう~」
「ごーー!!」