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辺境に飛ばされました  作者: 海鳴り
トライデント編
43/45

一気に飛ばして第4試合

遅れてすいませんでした!!


第4試合。それは何を意味するのか・・・


 ぶっちゃけ誠二の初戦である。


『それでは第4試合!帝国第三騎士団所属ウルバ・マッケローVS謎の新星セイジ・トウドウ!!レディー、ファイト!!!』


 ものすごい歓声を聞きながら、誠二は考えていた。スキルを使わないで本気を出すか、と。


「ひひ!徹底的にぼこってやるよ」

「・・・」

「…何か言えやゴらっ!!」


  誠二は何も言わない。しゃべるのは大きなすきとなる。今の彼はスキルを使わずに勝とうとしている。理由は簡単だ。


 面白そうだからである。



「あ?」


 彼ほどの熟練者になれば、一瞬で距離を詰めて攻撃することが可能だ。武器は使わない。なぜなら武器を使うのが苦手だからである。


 彼の剣道の検定は初段である。めんどくさかったから続きをとっていないが、取れても3段が限界であると本人は思っている。それよりかは強い筋肉を生かして殴った方が簡単で早い。



「くそがっ!」


 相手の呼吸に合わせて剣をよける。



 彼は様々な武道をたしなんできた。その中で、彼に最も合った武道は…


 中国拳法・・・・である。


 中国拳法で有名なのはやはり発勁であろう。有名な浸透勁の中ではある意味一番有名であるが、浸透勁自体が極めるのが難しい。



「このっ!!」


 相手の一撃をわざとよけ、その鎧で守られた腹に隙を作る。左拳を右手で握り、左肘を腹に突き刺す。


「発・頸」

「がっ」


 普通の打撃なら効くはずもない。ウルバの鎧はそれほど頑丈なのだ。しかし浸透勁は内部を直接・・揺らす技である。それゆえ、一撃でウルバを再起不能にしていた。


「がはっ」


 吐血して倒れる。漫画ではよくある吐血だがこれは現実で起きると相当やばい。内臓が傷ついている証拠だからだ。


「・・・」


 誠二が黙って敵と戦ってる時はガチモードである。漫画みたいに技名を唱えてたらぼこぼこにされて終わりだからだ。変身もしかり。


『勝者はセイジ・トウドウーーーーー!!!』



<誠二視点>


「主、お疲れ様です」

「ああ」


 ルナにほめてもらったが生返事をする。


「どうかなさいました?」

「ん?ああ、何かうまくいきすぎてる気がするんだよなあ」


 俺の様子にすぐ気付いたルナが気遣ってくれたが、俺は別のことを考えていた。


「そろそろ邪神が動くと思うんだけどなあ」






 フラグでした!てへぺロ。

 空から降りてくる10体の影。邪神の部下の悪魔たちだ。ちなみに魔王の部下が魔族で、邪神の部下が悪魔だ。


『み、みなさん落ち着いてひ、避難してくだしゃい!!』


 お前が落ち着け司会者。観客たちは悪魔を見た途端われ先にと出口に向かっているぞ。


「さてやるか」

「ばか野郎!邪神とその部下に攻撃は当たらないんだぞ!!」


 俺が悪魔に向かって歩いて行くと近くにいた奴がこちらに怒鳴りつけてきた。あんたもだ、落ち着け。


「勇者の攻撃は当たるだろうが」

「なに?」


 そして、悪魔たちが競技場に降り立った。強そうなのが9体と、やばそうなのがのが1体。


「突然の訪問をお許しください。私の名前はアスモデウス。最上級悪魔の一人です。後ろにいるのは私の部下で、全員上級悪魔です」

「あ、これはどうもご丁寧に。自分は一応勇者の誠二・刀藤です」


 丁寧なあいさつをされるとついこっちも丁寧に返しちゃうよね!


「こちらの要求はただ一つ。あなたに死んでいただきたい」

「えー、絶対?」

「ええ」


 何か死ねって言われたよ。ひどいなあ。


「ま、いいか。《サモン》全員出ろ」


 俺がサモンを使いみんなを呼び出す。巨大な魔法陣から出る巨大な魔物達。俺の使役魔物だ。


「じゃあこっちはこの六人で?」


 俺を入れた六人で相手をすることを伝える最中に後ろに人が2人立っていることに気がつく。誰?


「私もやる」

「勇者がいるならどうにかなるだろう」

「あー。氷姫に雷帝か。なに?お前らもるの?」

「「当然」」


 さいですか・・・。


「じゃあ一人一匹までな。あの最上級悪魔とそのお伴の二人は俺がかたす。行くぞ!!」

「「ずる…」」

「うるせえ!!」


 ズルじゃねえよボケが!


<ドライグ視点>


 御主人がぷりぷりと怒りながらアスモデウスに向かっていく。勇者であるご主人の仲間である私たちなら悪魔に攻撃を与えることができる。私の相手はおそらく上級悪魔。油断はできない。


「俺の名前はバアル。上級悪魔の一人」

「私の名はドライグ。偉大なるセイジ様のしもべ


 さっさと終わらせて御主人のとこに行こう。他のところでも戦いがおこりかけている。


「仲間が心配か?竜よ」

「ぬかせ、あいつらは私並みに強い」


 今私は竜の姿になっている。ルナも狼の姿に。


「お前は一つ勘違いをしている」

「なんだ?竜よ」


 体に力を込め、殺気を発する。


「私はお前よりも数段強い」



Name:ドライグ

LV:16

NO,5:紅竜帝クリムゾンドラゴン

Rank:伝説級━7

Skill:究極スキル《紅竜帝》・紅騎士Ⅷ

Ability:炎無効

STATUS

HP:SSS

MP:S

At:SSS-

De:SSS

SP:S-

Mi:A+

Hi:SS

Next:━

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