ステータスを確認しよう2
ふう
「は?どう言うことだ?てか全校生徒?」
「は、はい。そうです」
「………………詳しく教えてくれ」
「じ、実は、あなたの学校の全校生徒を呼んだんですが、あなただけ落とす座標を間違えまして。し、しかも、そ、その何というか、正攻法では脱出できなくなりまして」
「正攻法?」
「は、はい!そ、その、ここの近くにある闇穴の迷宮を攻略して、最奥にある転移陣を使えば外に出られます!」
「攻略?」
「は、はい。100層ですね」
100層とか大変そうだな。
「で、でもお詫びに色々サービスしますから!!」
「ほう、サービス?」
「は、はい。序盤は色々サポートします」
「いいのか?」
「はい、他の人たちは王宮でそれぞれの専門家に学んでるでしょうから」
「わかった。よろしくな」
「はい!」
~家の前の空き地~
「ではまずジョブの詳細確認とスキルポイントの振り分けを行います」
「よしこい」
「まずはジョブの詳細を見てみましょう」
「わかった」
侍
極東の剣士、スキルを覚えられない代わりに攻撃力と俊敏力に特出している。
覚えられるスキルはありません
上位魔物使役師
いくらでもモンスターをテイムできるが、毎日使役モンスター数×ランク分のMPを消費する。
P スキル 解説
1 テイム 友情値が一定以上に達した魔物を仲間にできる
4 サモン その場にいない魔物を呼び出す
「選択肢ねぇじゃねーか!!!」
「とりあえず上位魔物使役師に全部振ってください」
言われたとおりに振る。
【テイムを習得しました】
【サモンを習得しました】
「お!?」
「あ、習得したみたいですね!では次はアビリティーを見てみましょう」
「了解!」
MPカット
MPを消費しない。
なんつーかシンプルだな。
「うわ、すご」
「そんなにすごいか?」
「ええ、すごいです!!上位魔物使役師の欠点の一つである魔力消費を気にしなくて済むなんて」
なんかすごいらしい。でもせっかくなら魔法を使いたかった。
「では次は一番狂ってるPSを見ましょう!」
狂ってるってひどくね?泣くよ?
「まずPSとはそれぞれの特技が熟練度とともに表示されているものです。戦闘系で言うと、
Ⅰ:無いよりはまし → Ⅱ:一般 → Ⅲ:駆け出し冒険者 → Ⅳ;一般兵 → Ⅴ:中堅冒険者 →Ⅵ:先鋭部隊 → Ⅶ:上級冒険者 → Ⅷ:世界最強 → Ⅸ:伝説 → Ⅹ:神、となっています」
ふーん、まぁまぁか
「まぁこんなもんか。剣術がⅨなのが残念だが」
「ええ!!!?Ⅸでも十分伝説なみですよ!!?」
「まぁ俺8歳の時にはクマとか殺せたしな」
「・・・・・・・・・・・・・・もういいです」
「で?次は何するんだ?」
「次は魔物を仲間にしましょう」
結構書き直すものですね