フロアボスと戦おう
『迷宮では時にその階層にはそぐわない強さを持った魔物が出る。こいつらをフロアボスと呼ぶ。フロアボスは普通よりも強い役職持ちであることが多い。フロアボスが迷宮に出ている間はなぜか上の階への転移魔石が見つからず、上に進むことができない。また、どのようにして発生しているかも謎なので、このフロアボスは迷宮で人が死ぬ一番大きい原因となっている(迷宮の基礎より抜粋)』
「ってことらしいぞ」
「へ~」
俺は家の本棚に置いてあった本の内容をなるべくわかりやすくフェイに教えた。おそらくグレーウルフリーダーもあの階層のフロアボスだったんだろう。
「というわけで俺たちはこいつを倒さないと先に進めないわけだな」
真ん中にでかいフロアボス。左右にブルースネークが2匹ずつ…か。
「お前らでブルースネークを引きつけといてくれ。俺があのでかぶつを殺る」
そう言い残して俺はデカ蛇に向かっていった。
「いちいちめんどくせえんだよ!」
俺はそう言って居合の形をとる。
「そらぁ!」
気合とともにデカ蛇の首を切断………できなかった。
「はあ!?」
「シャァーー!!」
「がふっ」
デカ蛇は俺の一撃を鎌首を引くことにより回避し、尻尾で思いっきりたたきつけてきた。今まですべての魔物が一撃で倒せたことによる油断からか、俺はその一撃をあっさりとくらってしまった。その一撃はかなりのもので、俺はあっさりと吹き飛ばされ壁にたたきつけられた。
「くそっが!」
かなりのダメージをくらったが俺は少しテンションが上がっていた。久しぶりに自分の一撃をよけられ、一撃をくらったからだ。断じてMだからではない。断じてだ。
「ははは!いくぞデカ蛇!」
俺はたたきつけられた壁に足をつけ筋肉をばねのように使い相手に肉薄した。
「シャ!?」
「うりゃあ!!」
そして渾身の正拳突きをくらわせる。デカ蛇はその一撃で反対側の壁にたたきつけられ気絶した(消滅はしなかった)俺はそのすきにデカ蛇の頭を刀で貫いた。
「やっと倒せた。タフすぎるだろ」
正直正拳突きで死なないとは思わなかった。
「さて加勢するか」
そのまま重い体に鞭を打って残りの蛇の殲滅に向かった。
「おおおおおおおおおお!!!」
「うるさい」
「いやいやいや!これ見ろよフェイ!」
俺が騒いでるのにはわけがあった。それはデカ蛇のドロップ品だ。
「二本目だぜ!?きたあ!」
そうついに二本目の刀を手に入れたのだ。
蒼蛇刀
レア度5
威力55
蒼き蛇の素材が存分に使われた刀。
「でも俺二刀流はあまり得意じゃないんだよな…」
「がんばれ~」
「がう」
「ああ、頑張ってみるよ」
他のドロップ品を回収し、フェイに体を回復させてもらった。
「よし!この調子でどんどん進むぞ!」
Name:刀藤誠二{人間}
LV:21
Belong:
MJ:侍 Unique
SJ:上位魔物使役師
Weapon:蒼蛇刀
Skill:テイム・サモン
PS:剣術Ⅸ・体術Ⅹ・料理Ⅶ・気配察知Ⅸ・投擲Ⅸ・威圧Ⅹ・解剖Ⅵ・仲間運Ⅹ
STATUS
HP:D
MP:G+
At:S-
De:D
Sp:A+
Mi:G
Hi:C
SP:21Points
備考
長寿の加護
簡易鑑定の加護
Name:フェイ
LV:23
NO,1:妖精さん
Rank:下級━3
Skill:回復魔法初級
Ability:不老不死β
STATUS
HP:∞
MP:C+
At:G-
De:G-
SP:D
Mi:C
Hi:F+
Next:LV25
Name:ゴムレス
LV:21
NO,2:泥人形
Rank:下級━4
skill:ぶん殴り・土魔法初級
Ability:遅延・眠り無効
Weapon:ど根性大根
STATUS
HP:B-
MP:G+
At:D-
De:E
Sp:G-
Mi:G+
Hi:E-
Next:25
Name:ハットリ
LV:17
NO,3:森蜘蛛
Rank:下級━1
Skill:噛み付き・糸攻撃
Ability:無音
STATUS
HP:G+
MP:G+
At:E-
Di:G+
Sp:D+
Mi:G+
Hi:F+
Next:LV25
Name:ルナ
LV:18
NO,2:血狼
Rank:下級━7
skill:爪Ⅳ・牙Ⅳ・遠吠え・疾走Ⅲ
Ability:瀕死鬼化
STATUS
HP:D-
MP:G-
At:D
De:F-
Sp:D+
Mi:G
Hi:E
Next:25
初めて誠二が攻撃をくらいました。




