魔物助けをしよう
ついに日刊ランキング二位!笑いが止まりませんな。
「というわけで二日目だ!」
「うん」
「ゴォー!」
「ここからは出来るだけ高速に、安全に、楽しく迷宮攻略をしていく!」
「りょ~かい」
「ゴォー!」
「目標は三カ月でここの迷宮を攻略すること!」
「は~い」
「ゴォ」
「いくぞ!」
「おまかせ~」
「ゴォーーー!!」
そんなこんなでただいま迷宮の三階におります。
「さーって敵はど~こだ?」
しばらく探しているとお目当ての魔物が………!?
小鬼
下級━2
LV1 ×2
小鬼
下級━2
LV2 ×2
「おおゴブリン!しかも四匹!」
なるほど集団で狩りをするんだな?おいしい獲物だ。
「よし俺が敵に斬りかかる。そのあと生きてるのをゴムレスが倒せ!」
「ゴォー!」
「一刀流!足払い!」
ズッパアーン!!
「ギギ!?」
ゴブリン達が驚愕している。それもそうだろう今、俺にあっさりと脚を切り離されたんだから。
「ゴムレス!」
「ゴォー!!」
ズドーン!!!
「ギ…ギ」
まだ生きていた四体がゴムレスの一撃で全員死ぬ。
「よしこの調子でいくぞ!」
そのあと三時間ほど狩りをし、持ってきた昼食を食べた。ちなみに冷蔵庫にはなぜか梅干しとらっきょうと福神漬けが入ってた。調味料じゃないんだけどな…
「よしそろそろいくか」
腹も膨れたし次の行動をとることにしよう。
「何だあれ?」
昼飯を食べてからさらに30分、ゴブリンが棍棒を何かにたたきつけている。あれは…蜘蛛か?
森蜘蛛
下級━1
LV3
「シューシュ…」
「ギー!ギー!」
なんてことはない、ただの自然の摂理。強い奴が弱い奴を痛めつけているだけ。それだけだ…でも。その光景を見てると怒りが湧き上がってくる。俺はこういうのが嫌いなんだ。自分も大して強くないくせに、自分よりも弱い奴を徹底的に下に見ていじめる奴。そういうのは……
「昔の俺を見ているみたいでイライラするんですよね…」
だから悪いが…………死んでくれ。
「刀藤一刀流…〖孤狼〗」
パーーン!!
俺の横斬りの一撃が三匹のゴブリンの上半身と下半身をサヨナラさせる。うん内臓も潰れてないきれいな断面図だ。
「シュ!?」
何か蜘蛛がびっくりしてる。
「フェイ!治療してやれ!」
「はいは~い。な~お~れ!」
それだけで蜘蛛の傷が完治する。
「大丈夫か?」
「シュ!」
【森蜘蛛がテイム可能状態になりました】
「!…分かったよろしくな。<テイム>」
【名前を決めてください】
「…………ハットリだ」
【ハットリをテイムしました】
「よし、改めてよろしく!」
「よろ~」
「ゴォー」
「シュ!」
新たな仲間と出会った瞬間だった。
Name:
LV:3
NO,3:森蜘蛛
Rank:下級━1
Skill:牙術Ⅲ・糸攻撃
Ability:無音
STATUS
HP:G-
MP:G
At:G
Di:G-
Sp:E+
Mi:G
Hi:G+
Next:25
噛み付き
敵に噛み付く
糸攻撃
糸を使った攻撃をする
無音
隠密行動で敵に見つからない
「よっしゃ!どんどんいくぜ!」
主人公が初めて本気をだしました。ちなみに主人公はキレると敬語になります。本気の時の一撃は「刀藤一刀流…〖 〗」となります。つまり「一刀流!足払い」は全然本気じゃありませんw




