表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
辺境に飛ばされました  作者: 海鳴り
辺境に飛ばされました
13/45

一日目を終えよう

今気づいたんですがまだ一日目が終わってなかったというOrS

 新たなモンスターが出なかったことに意気消沈しつつ、徹底的に狩ること二時間。

俺LV4→LV6  フェイLV5→LV7  ゴムレスLV4→LV6 となった。


「そろそろ七時だし、次の層への魔石も見つけたし、帰って飯食ってぐだぐだして寝るか」

「さんせ~い」

「ゴォ――」

「んじゃ<転移>」


【どこに転移しますか?

・家】


「家で」


【転移を開始します】


 あたりが光り、転移が終了する。


「ふう。今日は疲れたな」

「ね~」

「金平糖食うか?」

「はい!ください!」


 金平糖の袋をポケットから取り出しその中の一つをフェイに渡す。


「うまうま~」

「さて飯作るか」


 フェイもゴムレスも飯は食べる必要ないみたいだし、塩結びと焼きおにぎりでいいか。味噌と塩と米はあるしな。


「って、米炊いてねぇ!」


 あわてて炊飯器で米を炊く。炊きあがるまでに、フェイにもう一個金平糖を上げたり、ゴムレスに水をかけたり、ほんとに自動で鳥籠が動いていることを確認した。


~♪~♪~~♪


 …………え?炊きあがったことを伝える音楽がシューベルトの『魔王』!?今世紀最大の驚き。その選曲にあなたは決して納得しない。

 

 ………なんか映画の宣伝みたいになった。


「よ、よし気を取り直して晩飯作るか!」


 


 できあがったおにぎりを食べる。うん普通にうまい。


「でも何でコシヒカリとか有名どころじゃなくてひとめぼれなんだ?」


 米のチョイスの仕方を疑問に思いつつ飯を食べ終える。


「ふー、うまかった。ごちそさん。さて自分の部屋に行くか。フェイも来るか?」

「は~い」


 フェイを肩に乗せて自室に戻る。っとその前に風呂だけ沸かしておこう。この家の風呂は普通に元の世界にあるやつと似てるのでボタン一つで簡単に沸く。さて今度こそ自室に行きますか。


~自室~


 この部屋には三つの本棚とベット、机、その上にパソコンが置いてある。え?パソコンあるのかって?あるけどこれユーチューブとか見れないぞ?これ天使に聞きたいことがある時にしか使えないんだぜ?まあ一種のヘルプみたいなもんだな。本棚には『魔物図鑑』とか『迷宮に潜る際の心得』とか『白菜クン大冒険』とか『変態紳士よ!集え!』とかしかないしな。つまらん。って、え?


「『白菜クン大冒険』?」


 なんだこれ?手に取って中をのぞいてみる。


「本当に何だこれ!?」


 それは白菜が七本の足を使ってゴブリンを倒したり、キャベツと親交を深めるという話だった。


「………キャベツと白菜って敵対してるのか」


 一つ賢くなったところで風呂が沸いたようだ。


~♪~~♪~♪


「ギザギザハート!?今の子わかんねえだろ!?」


 この選曲してるやつは絶対おかしい。



 さて風呂も入ったしまだ早いけどもう寝るか。目覚ましをセットしてと。


「じゃあお休み」

「ZZZ…」

「もう寝てるし」


 フェイも寝ちゃったしさっさと寝るか。明日は新しい出会いがあるといいな。






「ZZZ…」

「ZZZ…」 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ