プロローグ
初投稿です。つたない文章ですが暇がありましたら読んでやってください。ノリと勢いで書きます。
「ギュワッ!ギュワッ!ギュワッ!」
後ろには二階建ての日本家屋、前には広大な森、周りは360°断崖絶壁。その真ん中で黒髪の青年はぼやいた。
「どこだここ?」
俺の名前は刀藤誠二、普通の高校のちょっとマイナーな部活に所属している高校2年生だ。上の名前が中二病とか思ったやついるだろ。これは俺の祖先が刀鍛冶職人だったからだ。決して俺のせいではない。
俺はその日もいつもどうり部活に行こうとしたんだが、その途中で急に足元が光ったんだ、そしたらここにいた。え?意味分かんないって?俺もだ。意味わからん。
「・・・とりあえずこの家に入っとくか」
脳内を整理しただけでは何もわからなかったので行動に移すことにした。後ろにあった日本家屋の扉を開けて中に入る。
「おじゃまし「すいませんでしたああああああーーー」失礼しました」
「・・・何だ今の?」
扉を閉めて自問する。俺の目には土下座をしている10歳ぐらいの金髪の少年に見えた。
「閉めないで下さいよ!刀藤さん!!」
「うおっ!!」
今度は内側から少年が勢いよく扉をあける。俺はびっくりして声をあげてしまった。って、え?
「何で俺の名前知ってんだ?ガキ」
「ガキじゃないです天使ですよ僕。だからあなたよりも年上です」
「は?」
それが俺と天使(自称)のファーストコンタクトだった。
「自称じゃないですよ!?ちょっと聞いてます!?」