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隠しダンジョン

36、開始早々何してんねん


「さあて、今日は1人でレベリングしよ〜」


今日は、イベントが終わった次の日。

ライムもリデルもルカもサニーもレインのみんなとは別行動。

ライムはイベントで使ってしまった分のアイテムの補給、ルカは1人で新しい魔法を習得しに行っている。

リデル、サニー、レインはログインをしていなかった。


「どこに行こうかなー」


イベント中はレベルは上がらないため、まだ40となっている。

適当にダンジョン選択をスクロールさせていく。


「あ、こことかいいかも」


パッと手が止まったのは、推奨レベル55の平原。

この前、25で50凸って死にかけたから、流石に緩める。

しかしやっぱり上を狙う。


「うーん、隠れられる場所はほとんどない、か?」


あるのと言えば、木ぐらい。

あとは草。


「とにかく、スキルを最大限に活かしながら戦っていこう」


だとしたら、あれがいいかな。

周りを見て、1番高い木に登る。

そう。

イベントで使った技だ。


「『死神の宣告』」


…敵いないじゃん。

何してんだわたし。




37、あの時の


「…何をしてる?」

「うわあ!!」


敵いないじゃん、と思っていたところ、見知らぬ人に話しかけられる。

…あれ?


「…誰だと思ったら、あの時の…」

「スコット!」

「だから、なぜわたしの名前を…?」


えーっと…

なんて言おう。

ここは無難に友達に聞きました!とか?

うん、それしかない。


「このゲームにハマってる友達から聞いて。命中率が高すぎる天才狙撃者がいるって…」

「…」


スコットは、わたしが1周目時にランキング8位。

よく対戦した記憶がある。

今はどうなってるんだろう?


「…名前は?」


…やばいんじゃないのぉ??

え、記憶喪失とかじゃない限りわたしのことは忘れてないと思うよ!?


「えっと、ルラ」

「…!」


ほらね!?


「えっと、どうしました?」

「…なんでもない」

「そうですか」

「あの時会ったのも、ここで会ったのも何かの縁だと思う。フレンド登録してもらっても…?」

「えっ!ありがとうございます!」


そういえば、スコットって20いくつだったかも…

やばい。

初対面で呼び捨てしてくる変な奴になってる、今。


「…ねえ」

「はいぃ!?」




38、スコット


「…パーティーメンバーと逸れて…その…一緒に来てほしいんだけど…」


あ、はい。

そういえばコイツ、しょっちゅう迷子になってたっけなぁ。

まあ、後衛1人は危なすぎるし、暇だから断る理由はない。


「いいですよー!番号は3654025でーす」

「ありがとう。…敬語は外して」

「おけ」


と、フレンド申請がでる。

もちろん許可をして、即席でパーティーを組む。

あれれ?

ネームのスコットの隣に、王冠と順位が出ている。

ここまでは知ってるんだけど、その数字が5になってる!


「ふふ、驚いたでしょ?わたし今、ランキング5位なんだ」

「すごい!」


スナイパーで5位は、ナイトの1位よりもはるかにすごい。

わたし、エイムガバだからなぁ。


「…敵、いた」

「りょうか…い…?」


了解、と言い切る前に、敵は爆散していた。

おそらく、と言うよりほぼ確でスコット。

エイムえぐ。

憧れちゃうわぁ〜。




39、穴


「…いた」


2人で探索すること1時間。

ようやくパーティーメンバーを見つけることができたようだ。


「ルラ、ありがとう」

「どういたしましてー」


ふうー。

1時間の成果は、6レベル。

上を狙ってるとは言え、流石に厳しくなってきた。

ちなみに、パーティー組んでたら、メンバーが倒したら全部山分け。

つまり、強敵は倒しやすくなるけど経験値は減るよ、ということ。

今回はスコットがとにかく撃ってたからわたしはほぼ何もしてない。

けど。


『窮地の高揚』


概要 敵のステータス項目4つ以上が自分より高い場合、そのステータスが大幅に強化される。自動発動。

取得条件 敵のステータス項目4つ以上が自分より高い敵を倒す。


どうやら、自動発動なようだ。

これで、強い敵とも渡り合うこともできるかもしれない。

そうなれば、すぐにレベルが上がる。


「〜♪…ん?」


鼻歌を歌いながら、敵を狩りに行こうとすると、見つけたのは地下に続く穴だった。




40、狼


結局、好奇心に勝てずに穴に侵入。


「どのくらいまであるんだろ」 


無限に続く洞窟…

でもなかった。

割とすぐに最奥まで辿り着く。

そこには、大きく、立派な扉があった。

どう考えてもボス部屋だ。


「お邪魔しまーす」


中にいたのは、大きな狼。

わたしの体の3倍ほどの。


「可愛い狼ちゃんだn…」


危機を感じて飛び退くと、わたしがいた場所には爪痕が。


「ちょっとぐらいはお話してもいいじゃん!」


有無を言わさずの戦闘が始まった。

最大限、スキルを利用しないと負ける。

そう、本能が物語っていた。


「『チャージ』!『急所狙い』!」


…減らない。

1割どころか、3分も減ってない気がする。

ボスって、こんな強かったっけ。

実際、普通のボスはあまり強くはない。

コイツは、このダンジョンの隠しボス。

レベル55なんかでは倒せはしない。

…あくまでも、プレイヤーが普通ならば。


「『斬撃波』…『炎の化身』!」


狼の体毛が燃やされて、若干動きが鈍る。

今なら。

もしかして。


「『死神の宣告』!」


それは、即死攻撃。

与えられるのは、5秒間の猶予のみ。


1、2、3、4。


「5!」


狼は、光となって消えた。




save8


ネーム ルラ

レベル 46

職業 ナイト

武器 白雪の剣

頭 流星の髪飾り

服 純白の大天使

靴 羽の靴

アクセサリー 無し

盾 ホワイトパール


STR 105(+60)

VIT 40(+100)

INT 10

MND 10

AGI 50(+45)

DEX 10

LUK 10


スキル

『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『完全炎属性耐性』『炎の化身』『窮地の高揚』

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