イベント終了と天才狙撃者
31、暫定ランキングは
『残り30分!現在のランキングを発表します!』
残りが30分になり、アナウンスがかかった。
それを、足を止めずに聞き流す。
現在『混沌ルーラー』のポイントは30。
既に10個のギルドを落としている。
『1位!虹の光!2位!秩序のソラ!3位!れーずん愛好会!4位!STR特化隊!5位!lemon!以下は自分で見てください!この5つのギルドは、今からポイントが3倍になります!』
おー。
じゃあ、そこを落としに行けばいいのね。
…いや、でも。
大半のギルドは5位以上を落としに行く。
そしたら、そのギルドは手薄になる。
つまり…!
『サニー、レイン、5位以上は落とさなくていい。その辺のギルド狩りを続けて』
2人にそう送った。
3倍になってたとしても、それって普通のギルドを3つ落とせばいいってことだ。
よし、ならわたしも…!
…ん?
メッセージ?
『送る宛が違うわ。わたしとリデルに届いた。あなたはさっきと同じことをしててね。2人には送っておいたわ』
…送る宛違ったし、思考読まれた。
エスパーかよ。
32、破壊神
メッセージが届いた、サニーとレイン。
「えー、何で?」
「普通に考えてよ。5位以上は人が殺到するし、5位以上のギルドは強いってこと。そして、6位以下は5位以上を狙いに行く。そうすると、他のギルドは手薄になる。5位以上を狙うより、そっちの方がリスクは少ないし効率がいい」
「ええー…」
レインは納得したが、サニーはしてないらしい。
しかし、ギルマスの命令なのでしぶしぶ従う。
「あ、あそこのギルド、人が出ていくよ!」
「…出ていってから少ししてから攻めよう」
そして、出ていってから5分経った。
「行くよ!」
2人は隠れていた茂みからバッと飛び出した。
「「『倍増』!」」
「『巨大化』『盾の心得』」
「『スラッシュ』『斬撃波』!『ヘビースラッシュ』!!」
「て、て、敵襲ー!!!」
急すぎる敵襲に中にいた人達は大慌て。
中から出てきた人達は30人ちょっと。
ギルドの体力は5000。
どうやら、大規模だったようだ。
「あちゃー、大規模だったか」
「…失敗した」
あっという間に囲まれ、戦況は一気に不利に傾く。
AGIが0の2人にとってはかなりキツイ状況。
しかし、範囲技を習得している2人にはそうではなかった。
「『獅子の咆哮』!」
「『魔力変換』…『幻影』『隕石』!」
レインの盾は、既に十分過ぎるほどの魔力を受けていた。
それを、ショップで買った魔法に変えて放出する。
「な…」
たったこれだけで、25は倒れた。
残ったのは後衛のみ。
「くそ!『サンダー』!」
雷の轟音が響き渡るが、それはレインの盾により受け止められる。
それを吸収するので、全くの無意味。
もはや利敵。
そうして、サニーとレインは7個目のギルドを落とした。
33、後衛の前衛
その頃、ギルドの防衛をしていたライム、リデル、ルカは…
「暇だー!」
「敵が全く来ないわね」
「この組み合わせは合わないな…」
リデルは暇暇と連呼中。
ライムも退屈してきたようだが、ルカは強力な魔法の組み合わせを考えている。
「なー、もうこれオレたちも攻めに行っていいんじゃねえの??」
「…あと20分だね」
「もう行こーぜー!」
「…ルラちゃんから。メッセージよ」
『残り20分。近くのギルド落としていいよ。マップに記したから』
「ほらな!?ギルマスからの命令だぜ?」
「まあ、ルラちゃんが言うのならいいってことね」
「さっきの6人での防衛が効いたのかな」
そう言いながら、3人は支度をしていく。
「行くわよ!」
本当にすぐ近くにギルドがあったようだ。
徒歩5分ほど。
体力は10000。
小規模だ。
「15分で落とすわよ」
「了解」
「あいよー」
「『無限増幅』!『影留め』!『毒の霧』!…『隕石』!」
「またまた多重唱したわね…」
「おっしゃオレは凸る!」
「リデル!?…しょうがないわね『幸運の招き猫』」
ルカはいつも通りに魔法を放ち、リデルが突っ込む。
そこに合わせてライムが運上昇のアイテムを使う。
あっという間に、ギルドの体力は0になる。
記録は8分。
「なかなか早かったわね」
「さ、ギルド戻ろう」
34、天才狙撃者
残り15分時点。
ルラはたった1人で中規模ギルドを落としにかかっていた。
「『死神の宣告』」
ここは木の上。
1番高い場所。
迫り来る矢や魔法を盾でいなしつつ、5秒間のカウントを繰り返す。
「いーち、にいー、さーん、しいー」
相手は木の上。
声も聞こえない人が多いだろう。
その人たちからすると、何やってんだ、としか思われない。
ここは戦場。
状況を把握していない人から死んでいく。
ニヤッと笑みを浮かべると、元気よく宣言した。
「ご!」
「はっ!?」
「なんで!?」
成功!
今のでざっと30は死んだだろうか。
残っているのは数人のみ。
それも生産職だろう。
スチャッと降りて、ギルドの攻撃を開始しようとする。
「…1個でも多くのギルドを落とす」
剣を構えた。
その瞬間。
タァン…タァン…タァン…
どこからか聞こえてきた3つの銃声。
それらはルラの体を貫通して地面に落ちた。
「…天才狙撃者、スコット…!」
「…」
…ここは戦場。
状況を把握していない人から死んでいく。
ルラの体は死亡エフェクトの光となって消えていった。
「…今の人、なんでわたしのことを…」
35、まさかの
『終了!結果発表をします!』
「ううー、緊張する〜!」
「たしか、ポイントは35だったね」
「まじでごめんんんん!1個落とせなかったぁぁぁ!」
「しょうがないわ。相手はあのスコットよ」
「そうだよそうだよ!」
「…聞こえません」
『順位の変動がありましたので、発表します!1位!lemon!105でした!2位!虹の光!90!3位!秩序のソラ!75!全体的に差が開いています!』
3位までが発表された。
…秩序のソラ…3位だったんだ。
ソウ、元気かなぁ。
『続いて!4位!STR特化隊!55!5位!カラフルズ!50!6位!れーずん愛好会!45!この3つ、結構僅差でした!』
お、6位以下の追い上げ来てる。
カラフルズかぁ。
『次は3つの同率です!7位!パニックスター!ダークホワイト!ハイエナ!40です!ダークホワイトはなんと中規模!』
ん…?
「え??」
「もしかして…??」
ご察しの通り。
9位で40ってことは確定演出きた。
『ギリギリおめでとうございます!10位!混沌ルーラー!35!なんと!前代未聞の超小規模での10位以内だー!』
「やっ…」
「「「やったぁー!!」」」
「…よし」
「ふふ」
「…10位…?」
ギリギリおめでとうございますが超邪魔だけど!
やったぁー!!
そのまま祝勝会へ流れ込み、盛大に祝った。
そのせいでまたまたゲームをやりすぎ、取り上げまではいかなかったものの、少々怒られることになった。
save7
ネーム ルラ
レベル 40
職業 ナイト
武器 白雪の剣
頭 流星の髪飾り
服 純白の大天使
靴 羽の靴
アクセサリー 無し
盾 ホワイトパール
STR 100(+60)
VIT 35(+100)
INT 10
MND 10
AGI 50(+45)
DEX 10
LUK 10
スキル
『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『完全炎属性耐性』『炎の化身』




