イベント開始!
26、イベント開始!
なんやかんやで迎えたイベント。
当日の開始前、ギルドホーム(ライムの工房)に全員で集まっていた。
「えーっと、ルールを確認します!」
今回のイベントは、ギルド対ギルド。
ギルドホームとして登録した所を拠点とし、最後までギルドホームを守り切ったギルドの勝ち。
ギルドホームの体力(HP?)は、超大規模ギルド(80人〜)は3000。
大規模ギルド(50〜79人)は5000。
中規模ギルド(30〜49人)は8000。
小規模ギルド(15〜29人)は10000。
超小規模ギルド(〜14人)は15000。
他のギルドを落とせば5ポイントゲット。
最後まで残ったギルドの中で、ポイントの高かった順にランキングが並ぶ。
先に脱落してしまったギルドも、ポイント順で並ぶ。
プレイヤーは、5回死ぬと復活不可。
5回死んでしまったプレイヤーは観戦エリアへと送られる。
制限時間は3時間。
「ギルマス、やっぱり6人で10位以内は厳しいのでは…」
「心配するなってレイン!いけんだろ!」
「…ポジティブすぎて不安になってきた」
「よーし、たっくさん落とすぞ〜!」
「アイテムは余裕あるわね」
開始1分前。
みんなは思い思いのことを話している。
「みんな、こっちきて」
ちょっとベタかもしれないけど…
「…円陣?」
「目指すは10位!行くぞー?!!」
「「「「「おー!」」」」」
『3、2、1…スタート!』
27、役割
スタート、と言われた瞬間、事前に決めておいたように動き始める。
サニーとレインは2人1組で他の超小規模ギルドを落としに行く。
姉弟なら、動きも合わせやすいだろうからね。
ルカ、ライム、リデルは拠点の防衛。
そしてわたしは…
「きっついー!!!」
めっちゃ走り回ってます。
役割は、見つけたプレイヤーは全て斬ること、それだけ。
1番まともに戦力になるのがわたししかいなくてさー。
極振りしてないプレイヤーが2人で、そのうちの1人が生産職は終わってる。
誰か極振り以外のプレイヤーも入れておくんだったー!
あ、いやもちろん2人が邪魔ってわけじゃないけど。
むしろ戦力だけ…どっ!
「えっ!」
前方に見えていた3人を通りすがりに斬り捨てる。
足音にも気づかないなんて。
ちょっと振り返って、確かに死んだことを確認すると、また走り出した。
「きついー!きついよぉー!!!」
…きつい、と大声で嘆きながら。
28、最強コンビ
一方その頃、他ギルドを落としに行ったサニーとレインは…
「「『倍増』!」」
「『巨大化』『盾の心得』」
「『ヘビースラッシュ』ぅ!」
持ち前のSTRとVITで敵を翻弄中。
サニーを狙おうとすればレインの盾が防ぎ、かと言ってレインを狙おうとすればサニーの攻撃が飛んでくる。
どう考えても詰み。
「レイン!残り1000だよ!」
「うん」
どうやら、サニーの『獅子の咆哮』とレインの『魔力変換』は切り札で、ピンチの時以外には見せないらしい。
「『重心移動』!からの…!『ヘビースラッシュ』!」
残り1000を削り切った。
「ちっくしょー!!」
「何なんだコイツら!」
ギルドを失ったプレイヤーも強制的に観戦エリアへ転送される。
「やったね!」
「やっと1個」
開始から30分。
1個のギルドを落とし、次へ向かった。
再び戻ってルラ。
「あー、忙しい、忙しい」
東奔西走とはこのこと。
ガチでこゆこと。
なんなら南北にも走ってるし。
「よっこいせー」
まあざっと50は倒したか。
あれ、コイツ斬るの3回目じゃん。
あと2回、頑張れー。
その時、メッセージ通知が来た。
『敵襲。大規模』
29、防衛戦は如何に
「かなりの人数いるわね…」
「これは本気で落としに来たな」
「…もう魔法かけるよ」
「わかったわ」
サニーとレインがギルドを落とした時。
『混沌ルーラー』は敵襲を受けていた。
体力は15000あるとはいえ、流石にこの人数はまずいだろう。
「今、3人に送った。ルラはかなり遠くにいる。サニーとレインが近い」
「…時間稼ぎね。怪しいけれど」
「なるべく食い止めるよ」
3人がそう交わした時。
「いけー!」
「来た!」
「『無限増幅』『ファイアボール』『サンダー』『地形操作・地震』『幻影』『隕石』」
「…6個同時に唱えやがった」
まず、『無限増幅』でMPを無限にする。
『ファイアボール』と『サンダー』は文字通り火の球と雷。
『地形操作・地震』で地面を揺らして足元を不安定に。
『幻影』で幻を見せつつ『隕石』で隕石を降らせる。
MP無限のルカには容易いことだった。
それによって、結構な人数が倒れた。
「惑わされるな!そんなことやったらすぐにMPが切れる!行け!」
「…ルカのMP無限なんだけどなー」
これは勝ったか?
と思いながら3人の到着を待つ3人だった。
一瞬勝率は0に等しいと思われたが、ルカのおかげでほぼ難なく乗り越えられそうだった。
30、異端
「どうなってるんだ!」
「魔法使いが数人いんのか!?」
10分が経った頃。
どうやら、あちら側も異変に気づいたらしい。
「あら、ようやく気づいたの?残念ながらこっちの魔法使いのMPは無限なの。だからこれは勝ったわ」
「なっ…」
「それに、援軍も来たわ」
そう。
攻めに行っていた、サニー、レイン、ルラが帰ってきたのだ。
「『混沌ルーラー』!叩きのめせー!」
そこからは悲惨なものだった。
サニーとルラが突っ込んで一撃必殺を次々と当て、攻撃されそうになったらレインがすかさず防御。
リデルは運が良過ぎて自分達が放った全く当たらないし、リデルが放った攻撃は全て当たる。
ルカが後衛で魔法を放っている為、思うように動けず、やっと誰かに攻撃が当たったらライムのサポートグッズが飛んでくる。
「ぜ、全軍撤退ー!!」
たまらず、全員で引き返していった。
「ふうー。われらの完全勝利!」
…これが、観戦エリアにて流れていた映像だった。
「どういうこっちゃ」
「何故に50人程を6人で捌ききれる」
「なんやねんこのルカってやつ。MP無限とかラスボスかよ」
「それを言うならサニーもだろ。何やねんあの一撃必殺」
「いやいやそれなら…」
6人の知らない間でちょっと…
いや、めちゃくちゃ話題になっていた。
save6
ネーム ルラ
レベル 40
職業 ナイト
武器 白雪の剣
頭 流星の髪飾り
服 純白の大天使
靴 羽の靴
アクセサリー 無し
盾 ホワイトパール
STR 100(+60)
VIT 35(+100)
INT 10
MND 10
AGI 50(+45)
DEX 10
LUK 10
スキル
『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『炎属性耐性I』『炎属性耐性II』『炎属性耐性III』『炎属性耐性IV』『炎属性耐性V』『完全炎属性耐性』『炎の化身』




