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リデルとライム

6、事故


「悪り!大丈夫か?」


ぶつかったのは、明るい金色の髪をした少年だった。

年はわたしと同じくらい、もしくは下。


「こっちこそごめん!わたしは大丈夫!そ

っちも怪我ない?」

「大丈夫大丈夫」

「ってあ!服破けてんじゃん!」

「あー、何とかなんだろ」


くっっっそポジティブやん。

なんか気が合いそう…


「リデル」

「ヒッ」


あれれ。

まさかのお姉ちゃん登場ですか?

現れたのは若草色の長髪の、少女…って言うのは失礼かな。

頭にゴーグルのようなものを掛けていて、すごく大人っぽい。


「ラ、ライム許してくれって…」

「あら、それで修理は何回目だと思ってるの?」

「…ごめんなさい」


さっきまでのポジティブはどこへ行ったのか。

目の前には、仁王立ちの「ライム」と呼ばれた少女(だから違うって)と、土下座の「リデル」と呼ばれた少年。


「リデルがすみません」

「い、いえ。わたしがボーッとしてたのもありますので…」

「…」


あ、あれ、怒らせちゃったかな…

やばい。

わたしも土下座した方がいい、か…?

土下座のポーズを取ろうとする。

しかし、次に降ってきたのは予想外の一言だった。




7、神降臨


「…あなた、初心者?」

「へ?は、はい!」

「よければ、わたしの工房に来ない?今なら半額以下で防具一式と武器を作ってあげるわ」


神様だ…

神様が降臨した…


「い、いいんですか?!」

「ええ。リデルが迷惑をかけたお詫びよ」


いや、だからわたしのせいでもあるって…


「なら、さっそく行くわ。着いてきて」

「はい!」

「あ、わたしの名前はライムよ。呼び捨て

で構わないわ。わたしもこう見えて16なの。あなたと同じくらいよ」

「え!そうなの!?わたしはルラ!よろしく!」


ライムは、リデルをズルズルと引き摺りながら、道を歩んでいく。

…あのー。

これ、すごく目立つと思うんですけども。


「ちなみに、わたしとリデルは姉弟では無いわ」

「えっ、親しそうだらてっきり姉弟かと…」

「姉弟かと思われてたのか!?こんな奴と!?」


ボゴォ


「学校の友達でね。一緒にやってるの」

「アッ…そうなんだ!」


へー。

見たままでは判断しちゃいけないなぁ。

小学校の道徳じゃん。

なんか音がした気がするけど、わたしは何も聞こえてなかったし見えてなかった。


「ここよ」


案内されたのは、明るい色の木でできたログハウスだった。


「さ、入って入って」

「おじゃましまーす」




8、防具作り!


「さて、さっそく始めましょう」

「よろしくお願いします!」


中にあった椅子に座らせてもらって、ライムと向き合った。


「まずは職場を教えてもらえる?」

「ナイトかな。今後も変えるつもりはない」

「分かった。ステータスはどうなってる?」


ステータス画面を出して、ライムの方に向ける。


「レベルは20ね。で、STR特化。VITとAGIもあるわね」

「うん。STR強化をつけてもらえるとありがたいかも」

「スキルに『死神の宣告』があるからVITも必要ね。ダメージを受けないように」

「うん」


その後も、どんなデザインがいい、とかどのくらいの割合で強化するか、とかを話し合った。


「じゃあ、今から作ってくるわ。30分ほど待っててくれる?」

「30分で作れるの!?」


一周目のギルドにいた職人でも、2時間かかってたのに!


「この前レアスキルを入手してね。作業時間が6分の1になるの」


スキルの情報を見せてくれる。


『作業時間短縮extra』


概要 武器、防具、道具の作成作業時間が6分の1になる。

取得条件 DEX300以上且つLUK200以上の状態で武器、防具、道具のいずれかを50個作

     成する。


何だ、この鬼畜条件スキル。


「じゃあ、外で待っててね」

「はーい」


ここで30分の待ち時間が出来たので、一旦ログアウトをして現実へ戻る。


「昼ごはん何食べようかな〜」




9、純白


30分後、昼ごはんを食べ終えてゲームに戻ってきた。

先程のログハウスの前。


「ルラちゃん、入っていいわよ」

「はーい」


タイミングジャスト!

どんなものが出来てるかな〜!


「はい。こんな感じでどう?」


防具立てに飾られていたのは、わたしが注文した、思った通りの防具達だった。


「すごい!ありがとう!」

「つけて動いてみてくれる?」

「はーい」


色は純白。

ふんわりとしたピンクと水色の飾り。

見た目は鎧だけど、あまり重くない。

盾と靴も同じような感じ。

わたしと髪色と同じ色。

ヘアピンは星だった。


「うんうん、見た目は良さそうね。動き回ってみてくれる?」


その場でジャンプしたり、ちょっと走ったりして、感覚を確認した。

一周目よりも軽くていい感じ!


「どう?」

「すごく軽くて動きやすい!」

「ふふ、ありがとう。はい、剣ね」


そうだそうだ。

剣を忘れてた。

鞘も白。

マジで全部白じゃねえか。

わたしが注文したけど。

シュッと、刀身を抜く。


「うわぁ…」


綺麗…

現れたのは、眩い白銀。

それはまるで月光のような。

わたしはしばらく見入っていた。




10、初フレンド!


「気に入ってくれた?」

「うん!すごい!」

「ありがとう。料金は分割払いで?」

「そう。あ、ちなみにいくら?」

「えーっと」


電卓を出して、ポチポチ打ち始める。


「300000ね」

「はーい。どのくらいの間隔でいくら払えばいい?」

「次の防具を作る前に払い切ってくれればいいわよ」

「じゃあ…」


今の所持金が5000ほど。

回復アイテムとかも買いに行くから…


「1日3000にしとく。でも、たまにログイン出来ないから、1日くらいは来ないかも。そしたら次の日に2日分払うね」

「分かったわ。支払いは今日から?」

「うん。はい」


財布から3000出す。

ライムはそれを確認して財布にしまう。


「あ、せっかくならフレンド申請してもいいかしら?」

「え、いいの!?しよう!」


そっか。

フレンド登録。

そうすれば、いつでも連絡取れるしね。


「番号は?」

「3654025」


番号とは、プレイヤー1人につき1つ配られる、識別番号のこと。

それを入力することで、フレンド登録ができる。


「飛ばしたわよ」

「お、来た」


すぐに承認画面が出るので、許可をする。


「あ、オレも!」


…いたのか。


「あら、起きてたのリデル。はい、請求500000」

「…稼いできます」

「リデル…だよね?フレンド申請飛ばすよ。番号は?」

「6580ー」


結構最初の方だな。


「お、来た来た」

「じゃ、ありがとう、ライム」

「ええ、また来てね」


わたしはログハウスを後にした。




save2


ネーム ルラ

レベル 20

職業 ナイト

武器 月光の剣

頭 流星の髪飾り

服 純白の大天使

靴 羽の靴

アクセサリー 無し

盾 ホワイトパール


STR 65(+60)

VIT 20(+100)

INT 10

MND 10

AGI 20(+45)

DEX 10

LUK 10


スキル

『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』

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