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レイナード・ラズウェル

 この世の出会いは、何ひとつ無意味なものはない。それは、お前の大いなる人生を動かすための、大切な部品となる―― 時計職人だった僕の父親が、かつて贈ってくれた言葉だ。


 ほんの少し前、僕の心は固くなっていた。いつの間にか動かなくなっていた。


 そんな僕が心の奥底に仕舞い込んでいた、あたたかいものを思い起こさせ、揺り動かしてくれたのは彼女だろう。


 僕は出会った。出会ってしまった。


 そのひとは、まるで花。しかし、花というにはあまりに鋭く、刃物のようで……まるで剣。それでも、剣というには、酷く可憐で、美しかった。


 残念ながら、僕は最後まで彼女を見届けることが出来なかったけれど、その一瞬にきらめいた、あの想いは忘れることのない人生の宝であり、僕自身が生きた証なのだ。


 そう、僕、レイナード・ラズウェルは、間違いなく生きていたのだ。


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