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夏夢

作者:Kesuyu
「記憶——本当に取り戻したい?」「わかりません」夏南は手に持ったかき氷をじっと凝視したまま答える。「でも自分が自分でないような気がして、ほんとの自分が何者なのかわからなくなって、たまに怖くなるときがあります」「今はどんな気持ち?」「落ち着いてます。夢依先生が傍にいるので」「いいこと?」夢依先生はおもむろにサングラスを下げ、夏南の瞳を覗き込む。「もしかしたら私がうまく夏南ちゃんの記憶の在り処を捜し出して、その堅牢な箱を引っ張り上げてあげられるかもしれない。でもその代わり、取り戻した記憶が必ずしも心地のいいものだとも限らない。だってわざわざ消失させてしまったくらいだし。つまり事の次第によっては、あなたは自身の思い出したくない過去と向き合うことを迫られるわけ。あるいは幻滅し、囚われ、縛られる可能性だって十分に考えられる。そして記憶喪失の多くがショックやストレス、トラウマに起因するとも言われているのよ。ひょっとしたら凄惨な交通事故の記憶は、あなたをあなたじゃなくしてしまうかもしれない。それをちゃんと覚えておいてね」(本文より)
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