現代人からの歴史上人物への被害はすごい
休み時間。次の授業の準備をしていた俺は、窮地に立たされていた。
そう、日本史の教科書を忘れたのである。正確には世界史の教科書と間違えて持ってきていた。
というかこの学校の日本史の教科書と世界史の教科書似過ぎてんだよ。なんで背景同じ画像使っていんだよ。よくわからん遺跡の画像。違いが日本史と世界史の文字だけって、どうなっているんだ。よくこれで出版社側も学校側もGOサイン出したな。
なんて、心の声で突っ込んでいるときにチャイムが鳴った。
しょうがない。
「先生、教科書忘れました。」
こういう時は傷が深くなる前に言うに限る。何かしらの温情が与えられるかもしれない。
「そうか。隣のやつに見せてもらえ。」
「わかりました。すいません。」
よし、うまくいった。みんなも早めに報告しよう。
謝って、席につこうとしたとき。
「転校生、次、忘れたら命あると思うな。」
ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。ライフ一つ減っただけだった。
俺は、震えながら座った。
「あれ、気にしなくてもいいから。」
西沢さんが机を近づけながら言ってきた。
「ふぇ。」
突然の救いの言葉にとっさの返事をした。俺の返事恥ずかしっ。
「もし本当だったら、御手洗君と三上君は、会えていないよ。」
あいつ、2回以上忘れたんかい。
「まぁ、やらかしたときは、言葉にできないほど悲惨だったけど。」
何の救済の言葉でもなかった。
「ありがとう。」
「どういたしまして。」
俺たちは、あいさつを交わして授業に挑む。
時は、戦国時代。織田信長や豊臣秀吉などが名を挙げた時代。教科書は、大事なとことには、マーカーが引いてあり、まじめさがうかがえる。教科書の織田信長の絵を見ていると落書きをしたくなる。試しに鼻をほじらせてみた。
「ぶふっ」
横から噴き出した声が聞こえる。よし、次は、豊臣さんだ。豊臣秀吉の周りにサルを書き、かぶっている縦烏帽子につかまっているような顔が御手洗のサルを書いた。とんでもなくばかっぽぅ書いてやった。
「ふっふっふ。ちょっとやめて、笑いが止まらない。ふふっ。」
自分でも笑いがこみあげてきた。
落書きに集中していたが故、先生が接近していることに気が付かなかった。俺の肩が、思いっきりたたかれる。肩が、ぱーーーーんてなりましたね。
「お前ら終わったら俺の所にこい。」
「「はい」」
俺たちは、青ざめた顔で下を向いた。
この後の授業内容は、よく覚えていない。
おぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
ストックねぇのに何1日2話登校してんだ作者ぁぁぁぁぁぁぁぁ