昇竜拳!
塀が崩れているところからまずは俺、一人で廃倉庫の敷地に入る。
「あそこの窓から侵入できるな。」
窓ガラスが張られていない窓がある。俺は、近づき壁に張り付きながら慎重に中をうかがう。人の気配もないし特に何もなさそうだな。俺は、指で輪を作りOKのサインを出す。
先頭にいる影沼がポケットをあさり、お金を差し出す。金くれのサインじゃねーよ。俺は招くように手を振る。
みんなが来たことを確認し、俺は窓から侵入する。その後、手を貸しながら女性陣の侵入を手助けする。ここは。事務室みたいな部屋だな。机の上にボロボロ中身が置いてある。
ドスン 「いてっ」
最後の黛が窓の縁に引っ掛かり、地面に倒れる。
「おい、ばれるだろーが。気をつけろ。」
俺は小声で注意する。猫の鳴き声で書きせ垂れたのか特に動きはない。
「じゃあ、ここからは、分かれて行動だ。細心の注意を払えよ。武運を祈る。」
みんながうなずいてグループに分かれ、探索する。猫の鳴き声を頼りに探そうとするが、いろいろな方向から聞こえて判断がつきにくい。まずは、広い場所に出るか。俺たちは中央へ向かっていくまでの廊下を歩いて、その間にある部屋を探索する。
「三上氏、これを見てくれ。」
「んっ」
黛が何かを見つけたようだ。
「スーパーウルトラルナティックハイパーアルティメットグランドパーフェクトホワイトギャラクティカドラゴンのフィギュアだよ。しかも限定版だ。ボロボロだけど。」
「何それ。」
「三上氏、知らないのかい?スーパーウルトラルナティックハイパーアルティメットグランドパーフェクトホワイトギャラクティカドラゴンは、スーパーウルトラルナティックハイパーアルティメットグランドパーフェクトホワイトギャラクティカドラゴンの冒険に出てくるスーパーウルトラルナティックハイパーアルティメットグランドパーフェクトホワイトドラゴンが、宇宙で突然変異して、スーパーウルトラルナティックハイパーアルティメットグランドパーフェクトホワイトギャラクティカドラゴン……」
「お前、それ言いたいだけだろ。そんなことより作戦に集中しろ。」
聞いた俺が馬鹿だった。
そんな緊張感のない話をしながら探索しているととある一部屋にたどり着く。
「キャットフード?」
その部屋にはキャットフードが大量に置かれていた。
「大半は空だね。このキャットフードを捕まえた猫たちにあげていたんだろう。」
「なるほど。じゃあこの近くに猫がとらえられていると考えてもよさそうだ。」
餌をあげるのに猫から遠い場所にキャットフードおくと往復がめんどくさいからな。
「しかし、安い餌だな。俺のチャオ〇ュ―ルプレミアムのほうが高そうだ。」
「めんどくせーなー猫に餌やんの。」
「だよなー。ベットでねてぇー。」
部屋の近くで声がする。くそっ、猫の鳴き声で足音が聞こえないから近くまで来ているのに気づかなかった。
俺は、急いで入口の所へ行く。そして、男が入ってきた瞬間、顎にアッパーを決める。
「なん……」
入ってきた男を一撃で沈めるともう一人をしとめるため部屋から出るが、すでにもう一人の男は、距離をとっていたため、攻撃ができない。
「ガキ?」
男は、そうつぶやくと違う部屋に入る。
追いかけたいが、黛を放っておけない。
「三上氏!」
「一人取り逃がした。追いかけるぞ。」
そういうと黛は慌てて、立ち上がる。
「三上氏、この男は?」
「気絶させただけだ。当分は目覚めん。」
この顔は、さっき入り口で酒飲んでいたやつだな。ということは逃げたやつはもう一人の方か。見張りが餌や利子に来ると考えるとそれほど人数はいなさそうか?
考えていると、無線が入る。
『こちら、不藤。みつかちゃった。ごめんなさい。今、千里ちゃんが戦っている。』
ちっ、逃げろといったんだが。まぁ、建石さんなら何とかなるか。
『こちら、三上。こっちも見つかったから気にするな。今、追いかけている。一回の中央に向かっている。仲間がいると思う。見つかった以上分かれている意味はない。集合だ。一回の中央に向かえ。』
『『了解』』
男が入った部屋に入る。その部屋は、THE倉庫って感じで広かった。そして、ゲージに入った猫が大量にいた。そして、二人の人影もあった。一人は逃げたやつ。もう一人は、誰だ。
「あ、兄貴。こいつらです。」
「本当にガキじゃないか。全く最近のガキにしては度胸あるじゃねーか。」
俺は、木の棒をつかむ。
「こいつらもつれていくか。」
「やる気のようだ。黛、下がっておけ。」
「いわれなくても、肉体労働は僕の仕事ではないからね。」
「やっちゃってください、兄貴。」
「行くぞ。」
最近熱くなってきましたね。体調に気をつけてください。
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