性癖は人それぞれ
前回の話微妙に変えました。ご注意ください。
「猫って、あのキジトラ柄の猫か。」
「うん。」
俺と一緒に来た三人も驚きで目を見張っていた。
「「「おまえ(三上氏)、ロリコンだったのか!」」」
「ちがうわ!」
そっちの方で驚いてたのかよ。
「おにいちゃん、ロリコンってなに?」
「良子ちゃんは、知らなくていいものだよ。」
全く、情操教育に悪い。
「それで、さらわれたって話は?」
良子ちゃんが、興奮しながら話を進める。
「あ、猫ちゃんが怖い人に連れ去らわれちゃったの。あのね、私も何かしようとしたけど、何もできなくって……ひっぐ。」
……要領を得ないな。俺は、不藤先輩の方に目を向ける。すると、不藤先輩が良子ちゃんから聞いたであろうことをわかりやすく話し出す。
「良子ちゃんね。猫の鳴き声を聞いてその方に行ったらしいの。そしたら、男の人二人が猫を捕まえていたらしいの。その光景を見て猫を誘拐したって思ったようなの。」
猫を保護と化している人じゃないのか。聞いた外見だけで、判断するのは無理だな。初めて見た成人男性を良子ちゃんが怖いと思っただけかもしれない。
「とても、こわい、人だった。ぐすん」
良子ちゃんは鼻をすすりながら言う。さて、どのように話をもっていこうか。
「その前に、三上、不藤先輩と知り合いなのか。うらやまけしからん。」
「ミカミ、ツブス。」
「別に趣味や性癖は、人それぞれだからね。僕は、気にしないよ。」
「ロリコンじゃないとさっき言っただろ!。」
殺意と憐憫の感情を向けられる。
「それで三上君、そのさんにん……」
「それは、僕から紹介しよう。まず僕は「僕は、影沼景士といいます。よろしくお願いします。」……改めて、僕の名前は、m「俺は、御手洗隆です。よろしくお願いします。」……黛といいます。よろしくお願いします。」
自分のペースで自己紹介のできなかった黛が引きずった顔で言っていた。こいつがこんな顔するのは珍しいな。
「ふ、不藤恵です。よろしくね。」
不藤先輩が困ったように言う。お前ら先輩を困らせるな。
「話が脱線したな。良子ちゃん、その人何か言ってたか?」
「怖い人が、猫ちゃんを保護してるって言ってた。」
「なら、猫を保護している団体の人なんだろう。」
「でも、怖かった。」
ふむ、思ったより頑固だな。
「どんな顔をしていたの?」
「あのね、一人は顔がわからなかったけど、痩せている人だった。それでね、もう一人は顔に大きな傷が入ってた。そして、体が大きかった。」
その特徴のやつどこかで。思い出した、あの時挙動不審の二人組の特徴にそっくりだな。偶然か?
「見た目が怖いからって、その人たちが悪いとは限らないよ。きっと猫ちゃんも大丈夫だから、心配しなくてもいいよ。」
少しきな臭くなってきたが、良子ちゃんを安心させるために言う。
「うぅん、でもぉ。」
本当に首を縦に振らないな。しょうがない。
「わかった。俺が猫ちゃんの場所や状態を調べてきてこよう。それで、安心してくれないかな。」
「三上君。」
不藤先輩が驚いたような声を上げる。
「うん。」
ようやくうなずいてくれたか。
「本当にごめんね。」
「大丈夫ですよ。」
不藤先輩が申し訳なさそうに言う。まぁ、俺も調べようと思ったから別にいいんだが。
「じゃあ、良子ちゃん顔洗いにいこっか。」
「うん。」
そういって、良子ちゃんと不藤先輩が公園の中へ入っていく。
「お前たちにも手伝ってもらうぞ。」
「不藤先輩にいいところを見せるためだ。全力で行く。」
「ミカミ、コロス。」
「面白そうだね。僕も噛ませてもらえないかい。」
一人俺を殺すマシーンと化しているが、乗り気のようだ。
「三上氏の性癖に付き合うのは少々どころかとんでもなく癪だがね。」
「まだ、ロリコンだと思ってるのか。」
「いや、おまえはロリコンだろ。」
「ミカミ、ロリコン。」
「くそが。」
この日、俺にロリコンの称号が付与された。しかし、こいつら気づいてないな。お前らの功績が俺の功績になるように言ったことに。
俺は、心の中でほくそ笑んだ。
回転ずしって回転してないんだね。
下のほうにある星を押してくれると作者が狂喜乱舞します。




