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キジトラ柄の猫が一番好き

 初投稿です。

 桜の咲き誇る頃。

 俺こと、三上和希(みかみかずき)は、木の枝の上から降りられなくなったキジトラ柄の猫を眉間にしわを寄せて、見上げていた。


「お嬢ちゃん、この猫を降ろすのは難しそうだよ」

 

「えぇ。猫ちゃん、かわいそうだよ」


 女の子は沈んだ表情でに言う。そんな顔をされると是が非でもどうにかしたくなる。

 俺は、猫を助けようとしどろもどろしていた女の子の手助けしようといろいろと考えていた。そして、状況を見て、考えたうえで難しいと考えた。

 そう、なぜなら


「だって、気持ち悪いぐらい木に毛虫ついているから」


 嘘だろっていうぐらい木の幹のところに毛虫がついていた。これくらい群れている虫って言ったら、アリの行列くらいしか見たことないぞ。

こんなの何も対策せずに木登りなんかしようものなら、入院確定だろ!ていうかどうやって登ったんだあの猫。猫もリラックスして動かねーし。


「仕方ない…...」


 俺は懐から、チャオ〇ュールを取り出した。そして、おもむろに袋を振るう。


「ほら、プレミアムのやつだぞ。ほしくないのか。いらないなら俺が食うぞ」


 そう言い、俺は、袋を封を開け、口に近づける。


「あっ。猫ちゃんが動き出した」


 猫が、幹のほうへ動き出した。幹に足を当て、こちらを睨みつける。


 ニ゛ャー


「危なっ」


 何か怒ったように鳴きながら、毛虫をつかみ俺のほうに投げてきた。


「もう無理だよ。あの猫降りるつもりないよ。もうあいつの住居あそこだよ! 毛虫と同居しているんだよ! 友達なんだよ!」


「でも、友達投げてたよ?」


「友達はボールっていうだろ!」


 猫は、元の位置に戻る。くそう、俺をなめやがって。四苦八苦していると後ろから声が聞こえた。


「少し屈んで」


「へっ?」


 俺は、言われるがまま屈むと、猫が乗っていた枝の根元から切られていた。そして、俺の服の肩の部分が切られていた。後ろを振り返ってみると銀髪のショートカットでスレンダーの女性が刀を持っていた。猫は、体操選手バリにきれいな着地を決めていた。


「なんで刀なんて持っているんだよ。あと少しで肩切れるところだっただろ」


 銃刀法違反で捕まれっ。


「この刀は、ただのおもちゃ」


「えぇ……」


 よく見ると本物ではなさそうだ。どういう理論で、おもちゃで枝切れるんだよ。あの距離は、絶対届かないだろ。

 俺が茫然としている間にあの女の子は、猫を追いかけて行ってしまったようだ。ありがとうぐらい言っていけよ。お母さんに教わらなかったのか。

 

「毛虫ついているよ」

 

「えっ」


 刀女が指さした胸のところに毛虫がついていた。


「ああぁぁぁぁ」


 俺は顔を真っ青にして慌てて、毛虫を手で払った。やべっ、素手で触れちゃった。手腫れないかな。大丈夫かな。

と、俺がわちゃわちゃしているうちに刀女はどこかへ行ってしまったようだ。

 俺は、引っ越して1週間でこの町のやばさの片鱗を見た。


 小説って1話書くのにも相当時間かかんだな,,,

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― 新着の感想 ―
[良い点] 平和な一日 [気になる点] じゅうとうほういはん [一言] 時間が溶けていきますね。 それでも、物語は、書ききることに意味があるのです(個人の主張です)。
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