無理やり転校させられて生徒会を救ったら、「もう用無いから」と元の学校に返された僕。今さら戻ってくれと言われても、もう遅い!
「神谷君、あなたと別れたいと思うの。顔も合わせたくないから、南央高校を出て行ってくれないかしら?」
突然、僕の彼女である赤嶺さんが言った。
彼女の隣には、サッカー部のエースの姿。青山だ。
「神谷君は私を放ってばかりで……それに比べて青山君は、私を大切にしてくれるの」
ゲス顔をした青山と赤嶺さんは恋人のように寄り添っていた。
青山の腕が赤嶺さんの腰にまわされている。
明らかに、僕といたときよりも親密そうに見える。
「青山君はとても逞しいの……」
「亜由美は、こう見えて声が大きくて……なあ、神谷……お前は知らないか?」
「だって、そういう仲にはなってないわ」
何を言っているんだこいつらは……?
僕は、何かに射貫かれたような、ぽっかりと胸に穴が空く感覚を覚えた。
一生懸命、生徒会室で頑張っている間に、赤嶺さんは一体何をしていたのか。
それが、分かったような気がした。
この青山という男と逢瀬を繰り返していたのだ。
既に体の関係もあるのだろう。
「ぼ、僕は一体何のために……」
「そりゃあ、元の高校に戻るためでしょう? もう用も無いから帰ってもいいわ。もう準備も終わってるし」
「何だって?」
用がなくなったら、もういらないということか。
それに、こんなに簡単に元の高校に戻れるなんて……ずっと僕は騙されてきたのか。
そんな絶望を味わった俺。
仕方なく荷物をまとめ、元いた北都高校に戻ることにした。
☆☆☆☆☆☆☆
僕は北都高校に戻って来た。
戻ってから二ヶ月後、夕焼け色に染まる北都高校の生徒会室。
僕は生徒会で書記をしている。
「神谷さん、今週のスケジュールはどうなっていましたか?」
僕は生徒会長に今日のスケジュールを伝える。
生徒会の書記というのは、要するに何でも屋だと思っている。
「神谷さん、いつもありがとう。頼りにしています」
クールな生徒会長は長い髪の毛をかき上げながら僕に向け微笑む。
そして次の瞬間には、急に真面目な顔になり積極的に仕事をこなしていく。
「神谷書記、各部から上がってきた予算申請の書類はありますか?」
「はい、こちらです」
予算担当の役員から声をかけられる。
彼女は僕が渡した書類に軽く目を通して、うんとうなずいた。
「さすがですね。分かりやすくまとめてあります」
「いえ、たいしたことはありません」
「そんな、謙遜しなくても……大変助かります。これからも、よろしくお願いします」
ふう、と一息つきたいところだが……。
生徒会長がそれを許してくれないようだ。
「神谷さん、会議室の方に向かいます。一緒に来て下さい」
「生徒会長だけでも、なんとかなると思いますが」
「そういう問題ではありません」
そう言ってなぜか頬を染めてうつむく生徒会長
彼女は俺だけに聞こえる声でささやく。
「隣にいて……ください」
ふう、と息をつき、はいと返事をして僕は彼女についていく。
数時間後。
一通りの作業を終え、僕はまた生徒会室に戻った。
今は誰もおらず、部屋はしんとしている。
明日の準備は全て終わっているので、後は帰るだけだのだが。
突然、部屋に入ってきた生徒が叫ぶように言った。
「神谷君! 私の恋人の神谷君!
お願い! 南央高校に戻って来てくれないかしら?」
今さら何を。
二度と会うことも無いと思っていたのに、いったい何をしに来たのか。
僕はゴミを見たような気分になった。
彼女の着ている制服はこの高校のものではない。
つい、先日まで僕がいた別の高校のものだ。
僕はこの高校に戻り、楽しく過ごしている。
そんなこと言われても、もう遅いのだ。
☆☆☆☆☆☆☆
僕は一年ほど別の学校に通っていた。
一年前のある日のこと。
僕は北都高校に登校中、突然スーツを着た大人たちに車に詰め込まれ、南央高校の校長室まで連れて行かれたのだ。
「神谷君、申し訳ないが転校の手続きは済ませてある」
事態がよく把握できてない僕に、南央高校の校長が言った。
「何を勝手なことを……だいたい犯罪ですよね? これ」
「まあまあ……落ち着いて。
神谷君、君はとても優秀だと聞いている。
是非、その手腕を発揮し我が高校の生徒会を立ち直らせて欲しい」
「嫌です。元の高校に戻して下さい」
「それはもう無理だ。全て手続きが終わっているので、元の高校に君の席はもうないんだ。
ご両親にも承諾してもらっている。うちは全寮制だし衣食住は心配しなくていい」
絶望に震える僕に、校長は続けた。
「君には、生徒会長である我が娘の補佐をして貰う。
中学の頃、君が生徒会長をやっていたことを娘が覚えていてね。
他校にも伝わるほど優秀だったと推薦してきたのだ」
部屋に、一人の女生徒が入ってくる。
僕には見覚えはない。
「神谷君、よろしくお願いしますね。赤嶺亜由美と申します。
ずっと憧れていました。私の力になって下さい」
そう言って僕の手を取り、胸に抱える。
彼女の温かさが、唯一の希望のように感じた。
それから、僕の怒濤の日々が始まった。
生徒会では先代からの引き継ぎがまったくされておらず、全ての作業をゼロから組み立てる必要があった。
特に各部活の予算申請は熾烈を極め、交渉に時間を要した。
「生徒会さんよぉ、実績出したわけだから去年と比べて二倍申請しようと思うんだけど」
「そうね……分かったわ」
「いやいや、赤嶺生徒会長、そこでOKしたらいけません。去年からの据え置きにしましょう」
万事がそんな感じで適当に済ませてきたため、生徒会の運営はほぼ破綻していたのだ。
僕は生徒会長である赤嶺さんと一緒にいる時間が増えていった。
必然的に、彼女の優しさや真面目さに惹かれていく。
この頃の赤嶺さんは本当に真面目で、優しく、僕と一緒に生徒会室に残ってくれた。
多少大雑把なところはあったけど、それはそれで可愛いなと思っていた。
ある日のこと。二人きりの生徒会室で、赤嶺さんが急に僕に抱きついてきた。
潤んだ瞳で僕を見上げている。
「神谷君、私と……つきあってくれませんか?」
「えっと」
突然のことに言葉に詰まる僕。
しかし結局、
「は、はい。僕で良かったら」
そう答えたのだった。
☆☆☆☆☆☆
部活動の予算申請を乗り越えても、大会に出かける際の壮行会や文化祭など、生徒会の役割は多岐にわたっていた。
「一般的な高校の生徒会のマニュアルを入手して、僕がアレンジしましたので今後はこの方針に従って——」
「各部活動、各クラスへの交渉は僕が行いますので——」
僕はそうやって、まさに身を削って生徒会の運営を断ち直すことに奔走した。
大好きな赤嶺さんがいる生徒会を支えていこう。
そう思っていた。
赤嶺さんも僕を支えてくれていたような気がしていた。
実際には、生徒会長ということで実務は殆ど何もしなくなっていたのだが。
次第に代表として発言するときだけ、彼女は働くようになっていく。
そんな状況でも僕は生徒会に赤嶺さんのために尽くしたのだった。
「生徒会長、神谷さんは少し働き過ぎではないでしょうか?」
副会長白水美菜さんが、時々僕のことを気にかけてくれた。
彼女は、ほとんど何もしない赤嶺さんに時々苦言を呈していた。
「いや、彼はそのためにこの高校にやってきたのですから、気にする必要はありません」
「しかし……」
「私が生徒会長です。全ての責任は私がとります」
そう言われてひっこむしかなかったようだ。
「神谷さん、お疲れさまです。生徒会長は?」
「もう帰宅されました」
「そうですか。では、これ……差し入れです」
彼女が差し出した箱の中は、甘いクッキーで満たされていた。
「ありがとう。白水さん」
「いいえ、私もお手伝いします」
赤嶺さんは、生徒会の運営が軌道に乗ると次第に生徒会室に立ち寄らなくなり僕は白水さんと一緒にいる時間が増えた。
彼女はとてもよく働いてくれ、僕は彼女がいたからこそ耐えることができたと思う。
白水さんは笑顔を滅多に見せないが、そのレアな姿はとても可愛らしいと僕は思った。
そして……僕が南央高校にやってきてから、一年が経とうとしていた。
生徒会のマニュアルはほぼ完璧に仕上げられ、課題はほぼなくなっていた。
このマニュアルさえあれば、来年も僕がいなくても生徒会はうまく運営できるだろう。
そう言えるほどのものが出来上がった頃……。
「神谷君、あなたと別れたいと思うの。顔も合わせたくないから、南央高校を出て行ってくれないかしら?」
突然、赤嶺さんが言った。
彼女の隣には、サッカー部のエースの姿。青山だったか?
「神谷君は私を放ってばかりで……それに比べて青山君は、私を大切にしてくれるの」
二人は寄り添い、青山の腕が赤嶺さんの腰にまわされている。
明らかに、僕といたときよりも親密そうに見える。
「青山君はとても逞しいの……」
「亜由美は、こう見えて声が大きくて……神谷……お前は知らないか?」
「だって、そういう仲にはなってないわ」
何を言っているんだこいつらは……?
僕は、何かに射貫かれたような、ぽっかりと胸に穴が空く感覚を覚えた。
一生懸命、生徒会室で頑張っている間に、赤嶺さんは一体何をしていたのか、分かったような気がした。
この青山という男と逢瀬を繰り返していたのだ。
既に体の関係もあるのだろう。
「ぼ、僕は一体何のために……」
「そりゃあ、元の高校に戻るためでしょう? もう用も無いから帰ってもいいわ。もう準備も終わってるし」
「何だって?」
用がなくなったら、もういらないということか。
それに、こんなに簡単に元の高校に戻れるなんて……ずっと僕は騙されてきたのか。
「ちゃんと元の高校に席も準備してあるから。まあ、そういうわけだから、明日からはそっちに通って下さいな」
赤嶺さんが指示をすると、スーツ姿の男が数人出てきた。
僕がここに連れてこられたときと同じだ。
「これは……どういうことだ? 校長は?」
「お父様の伝言よ。『娘が優秀だったので生徒会が立ち直っただけ。神谷君、君のような能なしはもう要らない』、だそうよ」
——校長に嘘の報告をしていたのか……?
今までの努力は?
僕には抵抗する力も気力も、もう残ってはいなかった。
元の高校に戻ってからは、友人関係の復旧に奔走することになった。
なんせ、一年間も離れていたのだ。
連絡はしていたのだけど、久しぶりに顔を合わせるときは緊張したものだ。
「おい、一年間何してたんだよ?」
「まあ、色々とありまして」
それでも、気の良い仲間たちに恵まれた僕は、早々に友人関係を復旧できた。
その上、どういう訳か生徒会から声がかかり、僕は書記として参加することになった。
一年間の積み重ねがあったためか、仕事にはすぐ慣れたし、何より生徒会の皆が協力的なのが嬉しかった。
活動も前年より大幅に増え、後援会からの寄付も集まるようになったのだ。
僕は、仕事が楽しくて仕方なくなった。
二ヶ月ほど経ち、あまりの楽しさに、南央高校にいたことさえ忘れそうになった頃。
あの女がやってきた。
気のせいだろうか?
前会った赤嶺さんの姿とは違い、髪の毛はボサボサで、制服もヨレヨレ。
気のせいか、お腹が少し膨らんでいるような気もする。
太ったのかな?
「赤嶺さん、何の用ですか? この学校は関係者以外立ち入り禁止ですよ」
僕は低い声で聞いた。
「神谷君。そんな……私のこと亜由美って呼んでくれた仲——」
「僕は一度も、そんな呼び方をしたことは無いけど?」
「だって、付き合っていたじゃない」
今さら。何を言っているんだ?
「別れようって言ったのは、赤嶺さんでしょう?」
赤嶺さんは、ふう、という感じで溜息をついた。
「だから、なかったことにしてあげるわ。また付き合ってあげるって言ってるの」
「はぁ?」
僕は、本気で意味が分からなかったため、間抜けな声を出してしまった。
あれか? この人はまだ僕が好意を持っているって思っているのか?
「いやいや。もう吹っ切れたしそれに——」
「照れなくてもいいわ。そう……したかったのでしょう? だったら、いいわよ? 私を好きにしても」
「寄るな」
割と本気でなんか危ない、と感じてしまう。
「遠慮しなくても——」
「もうはっきり言わないと分かりませんか? 僕はもう赤嶺さん、あなたに未練は無いし、好意も残っていません」
「え……」
「この高校を離れるつもりもありません。南央高校にも戻りません」
赤嶺さんの顔が紅潮していく。
今度は怒りか。
「何を言っているの? 神谷君がいなくなったせいで、生徒会がうまくいかなくなって、予算のやりくりもダメになったのに」
「せっかく立て直したのに何を言っているのですか? マニュアルはどうされたのです?」
「あんな……マニュアルなんかでなんとかなるはず無いでしょう? 読まずに捨てたわ」
言葉を失うという意味を僕ははじめて実感した。
「あんなに苦労して作ったマニュアルを捨てた?」
「それがどうしたのよ。全部、あなたのためだと思って生徒会の実務をやって貰ったのに……。希望通り、この高校にも戻してあげたじゃない?」
怒りに身を任せるのは、今度は僕の番らしい。
「何を言っているんだ? 全部、赤嶺さん、あなたたちが引き起こしたことじゃないか。勝手に僕を転校させて手続きをして……そして働かせて……その間に赤嶺さん、あなたは青山という男にうつつを抜かし、僕を裏切っていたのでしょう? 挙げ句の果てに別れを切り出して南央高校から出ていけと——」
「青山? あんな男は……レギュラーもはずされて……浮気するような男はもう捨てたわ。だから、改めて神谷君と一緒になりたいの。私はあなたが必要で——」
「だから、もう付き合う気も無いし、南央高校にも戻らない!」
少しだけ強めに訴えた。
だけど、今の赤嶺さんはそれに怯むような人ではないようだ。
「このままでは、生徒会長も……そもそも退学に……」
何をしたら退学になるのかは分からないが、窮地に立たされているのは確かだった。
だからといって、助けようという気は起きなかった。
「だから、実力行使をします。来なさい!」
赤嶺さんはそう言った途端、見覚えのあるスーツ姿の男たちが入ってきた。
しかし……彼らの行動は阻まれる。
「不法侵入です。全員押さえなさい!」
別の女性の声が聞こえたと思ったら、警備員がスーツ姿の男を取り押さえている。
赤嶺さんは女性の警備員が押さえていた。
「白水……あなたどうして? 転校したはずじゃ」
「その通りです。南央からこの高校に転校してきたのです」
「なんですって?」
白水さん……この高校の現生徒会長だ。
彼女は、南央高校から僕が戻ったのとほぼ同時期に転校してきた。
そのすぐ後に生徒会長選挙があり、彼女は勝利して生徒会長になったのだ。
僕が生徒会入りを了承したのも、彼女がいたからだ。
思った通り、彼女は積極的に仕事をこなし、どちらかというと僕が支える立場になっていた。
「赤嶺さん、他の高校に来てまで何をしているの?」
「そ……それは——」
「あなたの我儘は、せめて自分の家の敷地内だけにして」
「そ……それはそうと、まさかあなた、私の恋人だと知っていて神谷君に手を出したの?」
「いいえ。私と神谷さんの間にはなにもありません。そもそも、あなたは神谷さんに別れを切り出していたのではありませんか?」
「う……それは……気の迷いで……」
「少なくとも、今はあなたに、神谷さんとの関係をどうこう言われる筋合いはありません!」
白水さんが、連れて行きなさいと告げると、警備員はそれに従い部外者を排除していく。
「神谷君、お願い! 戻って来て……! 私はあなたがいないといけないの。連れて帰られれば、父も話を聞いて……」
「そうなんですね。大変だと思いますが、頑張って下さい」
「そんな……そんな! いやああああああああああああ!」
彼女はこれからの自分の身を案じたのだろうか?
頭を抱えたまま、警備員に連れられていったのだった。
——その後南央高校は生徒会の崩壊により、保護者からの苦情が多発。関連して支援企業ら後援会からの学校への寄付の減額が相次ぎ、学校運営そのものに影響があったようだ。
経営危機の報道もあったようで、校長が、その座を追われるようだ。
何度か、書面で救済の依頼があったけど、僕はことごとく無視した。
ざまぁと思わないこともないけど、もちろん口に出したりはしない。
「はあ、やっと静かになった」
「そうですね。苦情もしっかり入れましたし、もう南央は手出しをして来ないでしょう」
生徒会室に残った、僕と白水さん。
彼女が入れてくれたコーヒーを飲みながら、一息ついた。
「こちらもどうぞ」
「ありがとう。いつものクッキーだね」
白水さん特製クッキーはとても甘いけど、その分食べると頭がよく働いた。
「それで……さっきの様子を拝見して思ったのですが」
「……白水さん、何?」
「神谷さんは、赤嶺さんには……その、未練というか……気持ちはもうないのですね?」
「うん。全然」
「そうですか。では、決心がつきました」
ん?
白水さんはいったい何を言っているんだ?
「神谷さん、以前からお慕いしておりました。好きです……もしよかったら付き合っていただけたらと思います」
「ええっ?」
「あの、駄目でしょうか?」
白水さんがグイグイ来ている。
南央高校の時から、一緒な時間を過ごしてきて彼女と過ごす時間が増えて……彼女のおかげで、僕は頑張ることができた。
そして、今この高校で生徒会としてやっていても、彼女といるととても楽しい時間を過ごしてきた。
当たり前になりつつあるけど、彼女は僕をずっと支えてきてくれたのだ。
いつのまにか、自分の中で白水さんの存在がとても大切なものになっていることに、僕はようやく気付いた。
「こんな僕でよかったら——」
「神谷さん。あなたは、もっと自信を持つべきです」
「そう?」
「こんな……ではなくて、あなただから……私が頼りにしていて、ついていきたいと思うし、多分それ以上の……」
そうか、僕に足りなかったものは……ここにあったのか。
震える手で彼女の手を取る。
そして、ゆっくりと顔を近づけて——。
「白水さん、僕と付き合ってもらえたら嬉しい」
「はい。神谷さん、改めて……好き、です」
自分を本当に変えるには、まだもう少し時間がかかるだろう。
でも、彼女と一緒なら……なんでも乗り越えられる気がする。
今まで、そうしてきたように。
白水さんの甘いクッキーが、さらに甘くなりそうだ。
僕は幸せな気持ちで、そう思うのだった——。
【作者から大切なお願い】
少しでも
「面白い!」
と思ってくださったら、
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また、本作品のR18版をノクターンに掲載しました。R18シーンの追加で本筋は変更ありません。18歳以上の方は、そちらもお楽しみ下さい。