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小桜さんは義理堅い  作者: 奈瀬 朋樹
第3章:謎のご褒美編
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54話 2人っきりの遠出

日曜の朝、小桜さんからのご褒美を受け賜るべく早めに駅前に向かったけど、ほぼ同着で合流。共に15分前に集合した辺り、似た者同士らしい。


そんな今日の小桜さんは、普段のボブヘアからゆったり巻いたサイドポニーで、添えられたピンクのシュシュがとても似合っている。服装もパンツスタイルにレギンス・スニーカーで、物静かな小桜さんとは相反するアクティブな装いだ。


活動的な服装から察するに、今日は移動多めかな?


そう推察しているうちに小桜さんが切符を購入、俺の分まで買ってくれました。


「ありがとうございま……す?」


受け取った切符の料金が1000円弱という結構な額で、これって一時間以上電車だよね? しかもこれが移動終了じゃない可能性もあるし、


「あの、結構遠出になりますが、小桜さんは大丈夫ですか?」


コクコク(首を縦に振る)


取り出したのはホラー小説で、電車内の時間つぶし対策は万全みたいだ。そうして急行列車に乗車、不幸にも混んでいたので席が別々となり、向かいの席に座ってホラー小説を読みふける小桜さんを眺め続けること小一時間、到着したのが、



「鎌倉?」



神奈川の観光スポットであり、四季が感じられる自然・綺麗な海に囲まれた場所にあるお寺や神社は、日本だけでなく、世界各地から観光客が訪れる名所だ。神奈川在住だけど、実際に来たのは初めてだ。


パシャ!(写真を撮る)


そして写真を撮りまくる小桜さんなのだが、


「あの、小桜さんって、実は旅行好き?」


フルフル(首を横に振る)


「じゃあ、神社ガール?」


フルフル(首を横に振る)


「この場所限定の食べたい何かが?」


フルフル(首を横に振る)


「鎌倉、初めて?」


コクコク(首を縦に振る)


そっかー。


………

……………


分からーーーーーーーん!!!


ほんと何しに来ちゃったの!? だけどここまで遠出して運賃も出してくれた以上、今更理由を尋ねられる訳がない!!


「と、とりあえず、これから何処に?」


そう聞いてみたら、小桜さんが江の島電鉄の改札口に移動、そして鎌倉駅から5分程の移動で長谷駅に到着。最初の目的地は鎌倉の顔である大仏、高徳院だ。

唐突に旅が始まりました。作者は神奈川育ちですが、今は別の県にいるので、頑張ってググりながら書いていきます。(後付け設定ですが、小桜さん達は神奈川にいます)

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