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小桜さんは義理堅い  作者: 奈瀬 朋樹
第1章:入院生活編
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22話 復学支援

今日の小桜さんは普段より遅い到着だけど、理由は入院中の勉強内容を先生に見てもらったからだ。昨日(日曜)のお見舞い帰り、小桜さんとの勉強成果を書き記した全科目ノートを預かってもらい、今日学校に提出・確認という段取りである。そして返ってきたノートを、小桜さんと一緒に見てみると、


「うわー、色々書いてある」


解いた問題には○×、注意書き、そして要所にアドバイスが記載が入ってたりと、まるで赤ペン先生だ。てゆーか数学は最低限の記載だけなのに、国語はすっげー色々書いてあるな。あと英語は何で判子ばっかり? このページなんてもう判子まみれなんですけど! そんな各先生の個性?を確認しつつ、全部のノート確認が終わった。


「色々書いてありましたけど、とりあえず、問題なし?」


コクコク(首を縦に振る)


そんな恐る恐るな感想を言い合った後、自然と2人で小さく笑ってしまった。


「ありがとう小桜さん。俺1人じゃ絶対ここまで頑張れなかった。感謝してます」


フルフル(首を横に振る)


「いえいえ、全部小桜さんのおかげですって」


フルフルフルフル(首を横に振る×2)


本当に感謝してるんだけど、小桜さんの顔がどんどん赤くなり、今はもう目も合わせてくれない有様だ。もっとお礼を言いたいけど、これ以上は小桜さんがパンクするから止めておこう。


「じゃあお祝いとして、今日の勉強はなしと言う事で……」


   バサッ


そう言った瞬間、小桜さんが慌ててプリントの束を置いてきて、見て見たらそれは小テスト・課題レポート・その他諸々な束である。


「こ、こんなに?」


コクコク(首を縦に振る)


これは1日6時間はやらんと消化できない量だ。いや時間的には学校授業と同じだけど、授業内容が全部プリントに化けて、結構な量になってますけど!


「分かりました。じゃあ今日も、やれる所までやりますね」

あと2~3話でベッド生活を終了させて、松葉杖云々で退院させる予定です。勿論その後も続きますので、今後とも宜しくお願いします。

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