ジョブチェンジしました。
「縦ロールさんは、なんで追いかけられていたのですか?」
「縦ロール……、屈辱的だけどまあいいわ。…………追いかけられていた理由ね……。」
そう言って、縦ロールさんは悩んでいた。
「うーん…。あっ、借金取りに追われていたのよ。」
「はあ…。」
明らかに嘘だった。
借金をしているわりには綺麗なドレスだ。
なにか事情があるのだろう。そう思い、話を変えることにした。
「縦ロールさんの縦ロールって、カツラなんですか?」
…….….バキッ
殴られてしまった。
大人しく下水道を歩いていると、光が見えてきた
「着きましたよ縦ロールさん。」
「何で私がこんな屈辱的な目に….….….。て言うか、あんたあんな臭い所良く平気で歩けたわね。鼻イカレてんじゃないの?」
なかなか酷いことをいう。
「まっ、それはそうと、案内役ごくろーさん。もう良いわ。ここからは一人でいくわ。」
「…えぇ!!、女性の一人旅なんて危険過ぎますよ!それに草原には魔獣もいますよ!」
「案内役だけの契約だったでしょ、良いのよ。それに….….….」
そう言うと、縦ロールさんは草原のほうへ手をかざした。
ドバーン!といった破壊音が、草原に鳴り響いた。
辺りは焼け落ちた草で縦横30メートルほどの円を描いていた。
「私、あなたより強いと思うわよ。」
「….….….分かりました。」
そう言って僕は、
彼女のストーカーをすることにしました。
「なんでよ!」