表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
醜くても美しくあれ!  作者: 千番 煎次
10/15

疑問

町から出て一週間がたった。あの屈強な追っ手も来ないまま、魔獣などを狩りながら進んでいった。



まあ、



狩るといっても、縦ロールさんに任せっきりなんですけどね…。


一応槍も買っておいたので、「次に会った魔獣は、僕が倒します!」と、意気揚々と戦いに行ったのですが….。





ボロボロになりながら、逃げ帰ってしまいました。





普通こういった所で、自分の隠された力が目覚めるはずじゃないのか!?


なのに、槍は刺さらない、ぜんぜん避けられない、縦ロールさんは簡単に倒しちゃう。 酷い!あんまりだ!




縦ロールさん曰く、「一般人が魔獣を倒せるわけないじゃん….」と言っていたが、僕は一般人じゃない、異世界人なんだ!






….….….もういいや、異世界人=チートなんて、マンガの見すぎだったんだ。


僕が少し絶望していると、雨が降ってきた。だんだん強くなる。



「どこか雨宿りできる所を探しましょう。」



とは言ったものの、そう簡単には見つからず、雨はだんだん激しさを増す。視界が悪くなっていく。


さ迷うこと一時間、洞窟のようなものが見えた。そこで休むことにした。


「やむ気配が無いですね、今夜はここに泊まりましょう。


そう言って僕はテントを広げた。



身体中濡れて寒い。


縦ロールさんは相当疲れていたようですぐに寝てしまったようだ。


「….すぅ、すぅ」


テントの中からリズミカルな呼吸が聴こえる。




縦ロールさんは誰から見ても美人だと思う。

(因みに僕は誰から見てもモンスターに見えるらしい。)


そんな縦ロールさんはいつ見ても高貴なオーラが出ている。何故だろう?




考えても仕方がないので、魔獣が来ないよう見張りをする。





「…ん?」






洞窟の奥に『扉のようなもの』がある。





………不気味だったので、近づかないでおこう。



ザアっと雨が降るなか、僕は眠った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ