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「坊さんが溺れる甘い罠」  作者: ジェシカ.love
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住職の娘と初…なにかな?

下を見ないでよ!



風呂から上がると山根ばあさんが俺の下をジーッと見ている。




「何か付いてますか?変わったモノが?」




俺は体には自信はないが



あれには割りと自信が有った。



山根ばあさんは



「なんだよ、なんだよ。そりゃ?粗珍だなあ。


きちんと運動させないからよ。色は焼け燃えるように光る黒いアレだよ、アレな。簡単に言えば


黒っピカリだよ。珍賢のは真っ白だがね。まあ良いわ。そんなの見ていても面白くもエロクもないわ。


ご飯、ご飯だよ。孝もくるからな」



孝って誰かな?


ああ…庭師かな?


「山根さん、洗濯はどうすんの?パンツなんか汚れは?」




ばあさんはご飯をよそりながら



「洗濯機にぶちこんでおけば良いよ。洗濯機が洗い、各自が物干しに干すんだ。私が気分良ければ、私が全員のを干してやるんだが


たまに頭がキレたらなあーんにもしないからな。


ご飯も自分で用意しなよ」




「わかってますよ。山根姉さん、たまには珍賢が穴を掃除しますか?」



「なんの穴だよ。バカたれが」





「洗濯機の穴ですよ。アソコの毛玉を掃除しないとさ」




「ぐちゃぐちゃ言ってないでご飯を食べて早く。葵に会わせるから、ご飯を運ぶから一緒に行くんだよ」




「早く言って下さいよ。ご飯は流し込みますから、お待ちになって下さい」




葵ちゃんかあ。



俺は夕飯を食べながら想像していた。



『珍賢さん、わかいわね。私の好みよ。チュー』



なんて



あり得ないかな?



葵に会える喜びと


美穂りんに会える喜びは今は五分五分かな。




「山根姉さん、旨かったす。豚肉のしょうが焼きですね!」




「バーカ、今夜は霜降りだよ。牛と豚の違いを知らんのか?お坊さん歓迎の霜降りだと

話したよ。バーカが」




この人を怒らしたら洗濯はして貰えない。




「そうでした、霜降りの牛でした。ごちそうさま」




「珍賢は話を合わせるのは上手いね。

霜降りではない。味も分からんかね。最高のサーロインだよ。霜降りより


やや落ちるが。

あんたは若い割りには人の話に合わせる奴なんだな、

すなわち、適当って事な。 まあ、いいわ、葵ちゃんの所に夕飯を届ける。ここのおかみさんとは仲が悪いから


私がやってるんだ。御膳を持ってくれ」




いよいよ、出陣かな。



離れから



洋館風の綺麗な家が見えて来た。



家に着いたら



山根ばあさんが


玄関のチャイムを鳴らした。




「はーい、おばさん。ありがとう」




可愛い声だなあ!


お姫様みたいに可愛い声だなあ。



山根ばあさんが


「顔を見れるからな。気に入ったらオッケイマークをしなよ、今は話はできないからな」



俺はうなずいた。


「はーい、夕飯ですよ。サーロインのしょうが味だよ。プリンはいるかい?」




珍賢の顔を見た葵は



「あれ?その人は誰?」





「ああ…珍賢さんって言うんだ。今日から寺で手伝いをするんだよ。仲良くしても、しなくても自由だけどさ、よろしくね」



珍賢はニヤニヤしながら



頭を下げて



「よろしくお願いいたします」




葵は直ぐに



「おばさん、ありがとう。またね」




ドアは閉まった。


珍賢は



「オッケイですよ。ベロベロに燃えちゃいそう!」




バカなガキだなあ。





葵ちゃんにベロベロばあだ!!

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