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第82話 怯え

 別にオッサンに義理立てする必要は無いが、ベテラン冒険者が戻って来れないのは問題だろう。

 テレポートの魔法でイタバシ砦へやってきた俺たち。イタバシ砦の第一城壁は陥落しており第二砦で踏ん張っている状態だった。

 冒険者たちは城壁の上から弓や魔法を使い魔物を迎撃しており、知恵のある魔物は梯子を掛けて砦に侵入しようとしていた。

 このままだとイタバシ砦の第二城壁は落とされてしまうだろう。

 仕方がないので少しだけ手伝うことにしたのだが、初めての戦闘にリリアは緊張した表情をしていた。


「ルノにカミュ、リリアに弓の使い方を教えてやってくれないか?」


「りょ、了解っス……だけど私もそんなに弓を使ったことが無いっスよ」


「私もそんなに弓を使ったことないですよ」


 ステータスを確認してみると、二人には弓のレベルが付いていない。


 ステータス※奴隷

 名前:カミュ 年齢:17歳

 種族:獣人ハーフ

 冒険者ランク:Bランク シルバープレート

 ポイント:150

 Lv(レベル):50

 HP:419

 MP:52

 STR():437

 AGI(敏捷):354

 DEX(器用):254

 VIT(生命):300

 INT(知性):72

 忠誠心:90

 【魔法】生活魔法(清掃・掃除)

 【スキル】剣技スキル17・超回復レベル3・嗅覚感知レベル4・聴覚感知レベル5・射撃レベル6・毒耐性5・麻痺耐性5


 名前:ルノ 年齢:19歳

 種族:獣人ハーフ

 冒険者ランク:Bランク シルバープレート

 ポイント:309

 Lv(レベル):41

 HP:377

 MP:71

 STR():278

 AGI(敏捷):237

 DEX(器用):221

 VIT(生命):324

 INT(知性):83

 忠誠心:95

 【魔法】生活魔法(清掃・掃除)

 【スキル】剣術レベル10・射撃レベル12・毒耐性5・麻痺耐性5・料理レベル1


 名前:リリア 年齢:16歳

 種族:獣人ハーフ

 冒険者ランク:Eランク アイアンプレート

 ポイント:0

 Lv(レベル):0

 HP:10

 MP:2

 STR():9

 AGI(敏捷):11

 DEX(器用):2

 VIT(生命):8

 INT(知性):5

 忠誠心:50

 【魔法】生活魔法(清掃・掃除)


 リリアに魔導ガンを持たせたところでMPが少ないので直ぐに倒れてしまうだろう。ここはレベルが上がるまで我慢して弓を覚えてもらうしかないが、あれだけカミュが剣を教えていたのに剣技レベルも上がっていないのだから元々戦闘向きではないのだろう。

 取り敢えずルノとカミュの二人には10ポイントを使って弓をおぼえさせることにした。


 ステータス※奴隷

 名前:カミュ 年齢:17歳

 種族:獣人ハーフ

 冒険者ランク:Bランク シルバープレート

 ポイント:140

 Lv(レベル):50

 HP:419

 MP:52

 STR():437

 AGI(敏捷):354

 DEX(器用):254

 VIT(生命):300

 INT(知性):72

 忠誠心:90

 【魔法】生活魔法(清掃・掃除)

 【スキル】剣技スキル17・超回復レベル3・嗅覚感知レベル4・聴覚感知レベル5・射撃レベル6・毒耐性5・麻痺耐性5・弓レベル1


 名前:ルノ 年齢:19歳

 種族:獣人ハーフ

 冒険者ランク:Bランク シルバープレート

 ポイント:299

 Lv(レベル):41

 HP:377

 MP:71

 STR():278

 AGI(敏捷):237

 DEX(器用):221

 VIT(生命):324

 INT(知性):83

 忠誠心:95

 【魔法】生活魔法(清掃・掃除)

 【スキル】剣術レベル10・射撃レベル12・毒耐性5・麻痺耐性5・料理レベル1・弓レベル1


「取り敢えず二人には弓が使えるようにした。それで教えてやってくれ」


「了解です。ほら、二人とも行くよ!」


 もしもの時にポーションも持たせて応戦させに行かせた。俺は梯子を掛けている魔物に向けて魔導ガンで始末していく。

 襲ってきている魔物はゴブリンやオーク、オーガも参加しているようである。

 ゴブリンも弓を使ってくるし、オーガに至ってはゴブリンの頭を掴んで投げてきたりするし、落ちている岩を投げてきたりする。それが城壁に当たり壁が削れるので、みんなはオーガ目掛けて攻撃を繰り出している。

 弓で攻撃する者や魔法で攻撃する者。傷付いた者を癒す人たちが城壁内で動き回っている。

 飛んできた矢を避けようとしたところ、人に打つかって避け損ねてしまったため魔導ガンで矢を撃ち落とす。

 周りから声が上がったのは一瞬だけで、直ぐに騒がしくなった。

 魔導ガンで攻撃していくのは時間とコストがもったいないので俺はエクスプロージョンの魔法を唱えると、魔物たちの中心で大爆発がおきた。続いてサンダーアローの魔法を唱えると雷の矢が100本ほど出来上がり魔物に向かって飛んでいく。

 俺一人で魔物を蹂躙していく形となって、魔物たちは一時撤退していく。

 その間に砦を守っている冒険者や兵士たちは城壁の修復や怪我の治療などを行ったり、魔物に刺さった矢を回収したりと大忙しだ。俺はルノたちがいると思われる場所へ行くとリリアが頭を抱えながら震えていた。


「何をしているんだ?」


 疑問に思い質問してみると、ルノが俺に気が付いて飛び付いてきた。


「ご主人さま、お怪我はありませんか!」


「無いよ。お前たちは大丈夫だったか?」


「大丈夫です! ですが……」


 そう言ってリリアの方を見るルノ。


「リリアは戦闘中ずっとこの様子だったッス。弓を射ったのは一回だけで、しかも魔物には当たらなかったッスよ。代わりに私とルノ先輩が魔物に向けて矢を射ってましたッス」


 すでに戦いは終わったことをルノが言っているのだが、リリアは頭を抱えながら震えていた。


「――駄目そうだな。取り敢えず家に帰るぞ。しばらくは魔物の襲撃はないだろうからな」


 ルノの手を握ると、ルノはカミュの手を握る。カミュはリリアの頭を掴んだ。リリアの扱いが雑に感じられるが、奴隷の序列で考えたらリリアが一番下っ端だ。しかも今回は全く仕事をしていないのだからカミュが苛つくのも仕方がないのかもしれない。

 テレポートの魔法で家へ帰るとカミュはリリアの首元を掴んで庭の方へ連れて行った。


「もう戦いは終わったスよ。リリア、先ずは腕立て伏せを行うっス!」


「何をしているんだ?」


リリア(こいつ)の矢は魔物までとどかないっス。届くように力をつける必要があるっス! ここに住むには強くならなきゃ生きていけないんス」


 ステータス※奴隷

 名前:カミュ 年齢:17歳

 種族:獣人ハーフ

 冒険者ランク:Bランク シルバープレート

 ポイント:140

 Lv(レベル):50

 HP:419

 MP:52

 STR():437

 AGI(敏捷):354

 DEX(器用):254

 VIT(生命):300

 INT(知性):72

 忠誠心:90

 【魔法】生活魔法(清掃・掃除)

 【スキル】剣技スキル17・超回復レベル3・嗅覚感知レベル4・聴覚感知レベル5・射撃レベル6・毒耐性5・麻痺耐性5・弓レベル3


 名前:ルノ 年齢:19歳

 種族:獣人ハーフ

 冒険者ランク:Bランク シルバープレート

 ポイント:299

 Lv(レベル):41

 HP:377

 MP:71

 STR():278

 AGI(敏捷):237

 DEX(器用):221

 VIT(生命):324

 INT(知性):83

 忠誠心:95

 【魔法】生活魔法(清掃・掃除)

 【スキル】剣術レベル10・射撃レベル12・毒耐性5・麻痺耐性5・料理レベル1・弓レベル3


 今回の戦いでレベルは上がっていないが、弓レベルが上がっている。


 ステータス※奴隷

 名前:リリア 年齢:16歳

 種族:獣人ハーフ

 冒険者ランク:Eランク アイアンプレート

 ポイント:0

 Lv(レベル):0

 HP:10

 MP:2

 STR():9

 AGI(敏捷):11

 DEX(器用):2

 VIT(生命):8

 INT(知性):5

 忠誠心:40

 【魔法】生活魔法(清掃・掃除)


 逆にリリアの忠誠心が下がっている。どうしたら忠誠心が上がるのだろうか。ここはカミュに任せて良いのだろうか。

 震えているリリアの背中を眺めながら今後について考えるのだった。

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