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からっぽ少年と白銀少女  作者: 夏乃イロ
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4話【中編】

「主よ、この者を見極め、この者に正しき道を示したまえ......!!!」


 ピカっと一瞬だけ魔法陣が青白く光った......



 と思ったら光は消えた。



「......?おかしいですね、この世界に魔法適正の無い人が居るはずなんて......」



「てか今の魔法ごとかき消されてなかったか?」



 僕には2人の話している内容が理解できない。魔法陣は端から中心に向かって光が伝っていたが、中心部に差し掛かったとたん、消えたのだ。




 まさに、()()()()()()()()()()()()




「試してみる価値はあると思うんだが......おいアスト、ちょっと目ェ瞑って歯、食いしばれ」



「脅しにしか聞こえないんだけど!!?」



 突然過ぎて理解が追いつかない。IQゼロにでもなったのかと言わんばかりに武力行使しようとしているようにしか見えない。


何故か儀式中離れたところに移動していたシトラが戻ってきて、



「ごめんなさいごめんなさい!!!」



 と言いながら僕の目を塞いでくる。いやいやシトラもそっち側か???その瞬間、真正面の辺りからぼっという、まさに何かが燃えるような音が聞こえた。



「ちょっと我慢しててくれ......最悪嬢ちゃんが治癒魔法かける」



「怪我は前提条件!!?」



 ふっ、と顔に軽い風圧が。あれ、なんか殴られてね?と気づいた頃にはぺちり、と鼻の辺りに誰かの拳が当たった。



「なっ、なになに!!?」



 驚いているとシトラが「ふえ......」と僕以上に驚いた顔をする。一体なんだってんだ。まさに『僕、なんかしちゃいました?』状態じゃないか。



「アスト......」



 不安で動揺しつつ、フレッドの方を見ると片方の肩を掴まれる。頭にはてなを浮かべていると



「なんつーか、ご愁傷さま......」



 と言われた。なんでだ。そう思っていると、受付嬢から一言。




「アスト様の固有スキルは恐らく『()()()()()()()()』と呼ばれるものでしょう」




 ......よく聞くチートスキルではないか?



「な、なんでご愁傷さまなんだよ」



 と聞くと「それは私が」とシトラが切り出してくれた。

1度区切りのいい所で切りました、続きます

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